AIを用いた技術継承その問題点と解決策(前編)
AI

農業でのAIを用いた技術継承

今までの農業は家族経営が一般的で、親から子への世襲継承が原則としてあった。そのため、後継者は親の手伝いをしながら技術や知識、ノウハウを体で学ぶのが当たり前だった。つまり、農業技術は暗黙知や経験則のままマニュアル化されておらず、後継者育成のノウハウも無いままで来てしまっている。したがって、運よく後継者が見つかっても、効率よく農業技術を身につけて、すぐに一人前の農家として独り立ちすることは非常に難しい。そうした厳しい現状を踏まえて、ICTを用いた国や民間企業によるさまざまな取組みが始まっている。 Keep Reading

Latest Highlights View All

IoT

ビジネスとIoTとアクアリウム

これらの環境を構成するための初期費用の総額は6万円ほどである。維持費は月に1000円も行かない。これくらいの費用で様々な試行錯誤とシミュレーショ…

AI/IoT

セキュリティカメラのアイディア

先日、飲食店に打ち合わせに伺った。東京近郊の味も雰囲気も素敵なビストロである。打ち合わせ後の雑談の中で、このお店が最近空き巣に入られたとい…

農業でのAIを用いた技術継承

AI
AIを用いた技術継承その問題点と解決策(前編)
農業部門の後継者問題と取組み

農業の後継者問題というのは今に始まったことではない。取組みの遅れにより農業の担い手は60代、70代が中心になり、事業継承は待ったなしの課題になっている。TPPなど農産物自由化の流れが進む中、農業経営は厳しい環境にさらされているが、それ以前にそもそも農業の担い手がいなくなってしまうという大問題がある。

しかも、今までの農業は家族経営が一般的で、親から子への世襲継承が原則としてあった。そのため、後継者は親の手伝いをしながら技術や知識、ノウハウを体で学ぶのが当たり前だった。つまり、農業技術は暗黙知や経験則のままマニュアル化されておらず、後継者育成のノウハウも無いままで来てしまっている。したがって、運よく後継者が見つかっても、効率よく農業技術を身につけて、すぐに一人前の農家として独り立ちすることは非常に難しい。

そうした厳しい現状を踏まえて、ICTを用いた国や民間企業によるさまざまな取組みが始まっている。

農水省が進めるAI(アグリ・インフォマティクス)

農水省は2009年に設置した「農業分野における情報科学の活用研究会」(AI農業研究会)での検討を踏まえて、AI(アグリ・インフォマティクス)農業というAI(人工知能)を活用した新しい形の農業を推進している。

具体的には、センサーを用いて作物の生育状況に関する情報や温度、湿度といった環境情報を自動モニタリングするとともに、経験豊富な農家の「気づき」や「判断」といった定性情報も入力する。データベースに蓄積されたこれらの膨大な情報をAIが解析して、農……

Keep Reading

農業部門の後継者問題と取組み

農業の後継者問題というのは今に始まったことではない。取組みの遅れにより農業の担い手は60代、70代が中心になり、事業継承は待ったなしの課題になっている。TPPなど農産物自由化の流れが進む中、農業経営は厳しい環境にさらされているが、それ以前にそもそも農業の担い手がいなくなってしまうという大問題がある。

しかも、今までの農業は家族経営が一般的で、親から子への世襲継承が原則としてあった。そのため、後継者は親の手伝いをしながら技術や知識、ノウハウを体で学ぶのが当たり前だった。つまり、農業技術は暗黙知や経験則のままマニュアル化されておらず、後継者育成のノウハウも無いままで来てしまっている。したがって、運よく後継者が見つかっても、効率よく農業技術を身につけて、すぐに一人前の農家として独り立ちすることは非常に難しい。

そうした厳しい現状を踏まえて、ICTを用いた国や民間企業によるさまざまな取組みが始まっている。

農水省が進めるAI(アグリ・インフォマティクス)

農水省は2009年に設置した「農業分野における情報科学の活用研究会」(AI農業研究会)での検討を踏まえて、AI(アグリ・インフォマティクス)農業というAI(人工知能)を活用した新しい形の農業を推進している。

具体的には、センサーを用いて作物の生育状……

Keep Reading

Go to Top