タクシーダッシュと電脳交通がシステム連携

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株式会社電脳交通は、日本全国の小規模タクシー会社のDXを助ける会社である。同社の配車システムは、中小規模の会社では独自開発できないようなシステムをクラウドで安価に提供している。またモバイル・コマース・ソリューション株式会社は、ボタンを押すだけではクシーが配車できるIoT端末、タクシーダッシュボタンを提供している。今回この2つが連携をした。

タクシーダッシュボタンのようなものは、はるか昔から存在していたのはご存知だと思う。病院やホテルや旅館、テレビ局の車両課などに設置されている専用電話である。ただしこれらはすべてアナログであり、タクシー会社側で人が配車を行う必要がある。

一方で電脳交通のクラウド配車システムは、タクシー会社が営業中のタクシーの位置を把握し、効率的に配車指示を行う事ができる。しかしトリガーとなる配車自体は、乗客がタクシー会社に電話をして、自分の居場所を伝え、それを元に人的に配車システムを操作する必要がある。

これらをフルデジタル化しているのがスマホのタクシーアプリだが、アプリを立ち上げるのはそれなりに面倒だし、屋内などではGPSでは正確に今いる場所が測位できていないことも多い。高齢者に限らないが、スマホのアプリは万能ではない。これに対してボタン一つで配車できるのは非常に楽である。これは乗客が自らボタンを押す場合だけではなく、ホテルなどでの客の依頼による配車も業務効率が大幅に改善できる。

すべての場面においてタクシーダッシュが常に有効とは限らないが、ざっと考えてみても病院、宿泊施設、商業施設など、とくに都市部以外では有効なソリューションだと思われる。このタクシーダッシュが配車システムと連携できるようになった意味は大きい。また同時にこの端末は、タクシー配車以外のシステム、たとえば移動販売車や介護などでも応用が可能だろう。