タッチパネル表面をUVAで除菌する「HotaluX TOUCH」

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ホタルクスと成田国際空港は、不特定多数の人が触れるデジタルサイネージなどのタッチパネルの表面に、近紫外線のUVA(紫外線A波)を照射して除菌する「HotaluX TOUCH(ホタルクスタッチ)」を共同開発したことを発表した。

成田国際空港は、感染症の感染拡大防止のため、フライト情報や館内施設情報などを提供するデジタルサイネージ「infotouch(インフォタッチ)」の定期的な清掃作業を実施している。今回、共同で開発した「HotaluX TOUCH」は、タッチパネル表面に光触媒シートを貼付し、可視光域に近い近紫外線UV-Aを照射することで除菌効果を高め、清掃作業の効率化を実現できると言う。

 

「HotaluX TOUCH」はUVAの光源に365nmのLEDチップを採用した。日本繊維製品品質技術センターが実施した第三者試験において、一定の条件下でウイルスの除去効果があることを確認した。

【試験機関】 一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター
【試験方法】 光触媒フィルムを貼ったガラス片にウイルスを付着後に乾燥させ、「HotaluX TOUCH」に搭載のLEDで照射(ウイルスは1種類のみで実施)
【報告書番号】 21KB070057
※全ての菌・ウイルスに効果があることを保証するものではない。

「HotaluX TOUCH」は可視光域に近い近紫外線UV-A領域である365nmのLEDチップを採用している。
JIS C7550「ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性」にて、光の放射による人体(目や皮膚)への影響が定められており、「HotaluX TOUCH」は『通常の行動への制約が必要になるような傷害を引き起こさないリスクグループ1(低危険度)』に分類される。

開発過程においては、実際に試作品を成田国際空港にて使用し、様々なフィードバックを得ながら、半年間かけて改良を行った。その結果、「HotaluX TOUCH」の底面にローラー、側面にガイドを配置しタッチパネル上で安定的な照射が可能となった。また、照射後15秒ごとに緑色LEDが消灯し、1分後にブザー音で知らせる機能を採用した。

除菌対象となる設備の形状や素材に合わせて、「HotaluX TOUCH」の接触部分の仕様変更を納品後にも可能にする3Dプリントアタッチメント機構を採用した。このアタッチメント機構は、丸紅情報システムズ株式会社の協力により、一部のパーツを3Dプリンターで製作していると言う。

新型コロナウイルスがワクチン効果で、海外で収束し始める中、アメリアなどでは飛行機での移動が回復しています。今後日本でもワクチン接種が行われれば、移動機会が増えるはずだ。今回の取り組みによって、旅行者は安心・安全にデジタルサイネージに触れられるようになる。