ソフトバンクがプロ野球中継で日本初のバーチャル広告をスタート

Digital Signage/IoT /

ソフトバンク株式会社と福岡ソフトバンクホークス株式会社は7日、インターネット中継で広告を表示する「バーチャル広告」の掲出を開始した。

ソフトバンクが提供する「バーチャル広告サービス」は、スポーツの試合などのインターネット中継の映像にデジタル広告を挿入して動画配信サービス事業者へ配信し、スマートフォンなどで視聴するユーザーに広告を表示するものだ。バーチャル広告が日本のプロ野球中継で導入されるのは初めてだと言う。

従来、スポーツの試合中継などで広告を常時表示するには、会場内に実物の看板などを設置する必要があった。今回の「バーチャル広告サービス」は、システム側で中継映像にデジタル広告を挿入して配信するため、実物の看板の制作や会場への持ち込み、設置作業が不要だ。

また、ソフトバンクの映像運用センターで映像処理を行うため、会場側で関連機材を用意する必要もない。デジタル技術を活用することで、広告の差し替えが容易で、複雑な広告デザインも鮮明に表示できるため、広告主は、季節やキャンペーンに合わせて視認性の高い広告をタイムリーに配信するなど、スピーディーかつ自由度の高い運用が可能となる。

一方、スポーツ試合などのイベント主催者は、これまで実物の看板を設置することが困難だったスペースを、新たな広告スペースとして活用することが可能になるため、収益機会の拡大につなげることが可能だ。

今回、画像認識により対象を把握して映像演出を行うVizrt社のシステム「Eclipse Insertion」をソフトバンクの映像伝送サービスと組み合わせることで、新たに「バーチャル広告サービス」の提供を可能にした。今後は、他球団の試合中継やダイジェスト動画、プロ野球以外の試合中継など、幅広い分野への導入を目指していく。

YouTubeの動画内ラインの右側がバーチャル広告になっている。

フィジカルな領域にデジタル広告技術を導入することで、広告ビジネスの可能性が広がる。スポーツなどのエンタメ領域にこのデジタル技術を活用することで、狙っている顧客に的確なタイミングでコミュニケーションできるようになる。