顔認識で瞬時に出欠管理「PLEN Cube」

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学校教育の現場では日々新しいテクノロジーが導入されていて、我々社会人が今の授業の様子などを見ると驚かされることが多い。今回は講義の出欠席管理について、顔認証による出欠席が行えるシステムが登場したのでそちらを紹介したい。箱型IAアシスタント「PLEN Cube」の出欠管理機能だ。

事前にPLEN Cubeで顔を撮影し、名前や学生番号の情報を登録しておく。出欠席を取る場合は、三脚でPLEN Cubeを固定し、1人1人順番に機械の前に立ちカメラに顔を認識させる。出欠データはデータベース内に保管される。

1人の認識にかかる時間は約3~5秒(慣れると時間が短縮するとのこと)、顔登録は300人まで可能、認識率は99.15%以上ということでそこまでストレスはかかりそうにない。顔認識は顔写真から200~300の特徴点を検出して判定するので、第三者によるなりすましは極めて困難である。

PLEN Cube 顔認証出欠管理の試作から導入まで

こういうシステムを入れるとなると、講師が生徒の顔を把握できない、紙の出席票管理だと時間がかかりそうな大人数の授業で導入されることになるだろうから、バッテリー式のシステムであれば授業が始まってから生徒間で回して各自顔を認識させられるようになるのでさらに時間短縮になって良いかもしれない。

その他はこのようなシステムがあった。東和エンジニアリングの「Cleva!」だ。こちらはスマホのアプリを使って出席登録を行う。アプリから出席登録ができてしまうのであれば教室にいなくても登録できてしまうのではないかと考えてしまうが、これはビーコンを使って出席登録をするシステムなので、ビーコンが設置してある場所にきて初めて出席登録ができる。教室にビーコンを設置すれば、教室内にいる学生のスマホを検出し、出席登録ページを発信。出席登録ページをワンタッチすれば出席登録が完了する。

こちらは授業の出席登録に限らず、オープンキャンパスやイベントなどで事前にアプリを登録してもらい、実際当日ビーコンの設置してある会場に来たのはどんな人なのか、アプリに登録してある性別・年齢などの情報を集めることができたりなど、他の用途にも活用できる。

筆者がまだ大学に通っていた約10年ほど前には、すでに学生証かざすと出席登録ができる機械があったが、それも学生証を複数枚集めて友達の分までこっそり出席登録をしている人なども見かけたことがある。講師の時間を削減し、簡単に出席状況をデータでまとめるだけならその10年前にすでにあった機械だけで十分だろうが、より不正を防いで正当に成績を評価する、秩序を保つためには顔認識やビーコンなどでその場で授業を受ける本人しかできない方法が必要になるであろう。

そもそも、1コマ何千円もするような大学の授業、出席を装って休んで授業料だけを払うなど、自分が社会人になってお給料をもらうようになると益々感慨深い気持ちになるが、こういうことがあるからこそ技術も発展するのだと思う。