【DES2021】Vol.03 デジタルサイネージは企業の収益を向上させる

Digital Signage /

DSE2021のオンラインセミナーの中からもう一本ピックアップしておく。Creative Realities Inc.のBeth Warren氏によって行われた「Potent, Powerful, Purposeful: How Digital Signage Can Increase Your Bottom Line」だ。

これからのビジネスやブランドの成長方法は、過去の成長方法とは異なり、テクノロジーはレジを鳴らす(売上を立てる)ための媒介物や媒体となっている。デジタルサイネージ技術がどのようにして新規顧客の獲得を促進し、現在の習慣で顧客を維持・継続させることができるのか、また、業種や消費者ターゲットに関わらず、デジタルが常にビジネスの成長を促す強力で目的意識の高いソースであり続けるためにはどうすればよいのかというテーマで、その概要中からユースケースとして紹介された部分を以下にお伝えする。

はじめに

デジタルサイネージが閉塞感から解き放たれるためには、広告収入のみのモデルから商業モデルへの転換が必要だ。デジタルサイネージは統合されたコミュニケーションのテコとして、コンテンツやコンテクストをコントロールし、パフォーマンスを証明することができる。そのためにはテクノロジーを駆使するべきである。このような機知に富んだ取り組みを行っているブランドや企業を紹介する。

Click and Collect(モバイルオーダー&ピックアップへの対応)

オンラインで事前注文をした後、店舗の駐車場まで取りに行くと、店のスタッフがピックアップ済みの商品を、車のトランクに積み込んでくれるサービスである(カーブサイドピックアップ)、BOPIS(Buy Online Pick-up In Store、ロッカー配送や、即日配送がきゅうそくに浸透している。こうした店舗の駐車場で、カーブサイドピックアップの場所をデジタルサイネージで表示するサービスが必要だ。

Adopt a Social-first Mindset(ソーシャルファーストであることを理解すべき)

ソーシャルファーストの考え方を取り入れる事が必要だ。私たちのディスプレイを動かすのはソーシャルエンジンなのではないか。

Remove Friction(過去に固執しない)

クイックサービスレストラン(QSR)の売上の70%はドライブスルーだ。Chipotleは思い切ってイートインやライブオーダーをやめた。しかし店内のピックアップエリアにはデジタルサイネージがなく、自分の商品を探さなければならない。スウェーデンのファッションリテールストアのThe Fitting Roomはショールームと試着に特化した店舗で、在庫を持たない。購入は店頭であってもオンライン経由に限定したところ、売る上げが43%増加し、返品率はわずか1%であった。

Synchronize the Digital & Physical(デジタルとフィジカルをシンクロさせる)

SEPHORAはアプリを店内で使用するとリアルタイムで店舗の情報が得られたり、アプリのブラウジング履歴に基づいて店内の案内をしてくれる。アプリ利用者は店舗だけの利用者より3倍の利益をもたらす。

ポーランドベースのシューズ専門コマースサイトEobuwieの実店舗には商品は一切置かれていない。

Make the Associate a Rock Star(社員を大切に)

COACHでは社員をモデルにしたことでモチベーションが大きく向上した。カー用品を扱うAutoZoneでは、予測分析による生産性予測ツールを利用し、業務に合わせてシフトを組んで出動させることができた。これによって遅刻や欠勤が減り、顧客の待ち時間を減らすことで顧客満足度が大きく改善した。

Make Personalization a Priority(パーソナライズを優先する)

ファッションセレクトショップのKNOT STANDARDでは、巨大なスクリーン「スタイルウォール」には、お客様の好みやライフスタイルに合わせたコンテンツが表示される。 また、注文履歴や好みも表示され、パーソナライズされた提案を受けることができる。200以上の音声コマンドに反応し、カスタマイズされた体験ができる。

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