表参道の景観を守るIoTゴミ箱

IoT /

表参道の大通りにソーラーパネルが取り付けられたゴミ箱が設置されていた。ソーラーパネルで何をしているのかと調べたところ、これはBigbelly社のスマートゴミ箱で、太陽光パネルで発電した電力を使ってゴミの容量を計測し、ゴミをプレスして空き容量を増やしたり、3G回線経由でクラウドに空き容量などの状況を送信する機能を搭載しているようだ。この通りでは、ゴミ箱の周囲にペットボトルや某コーヒーチェーンのカップゴミが溢れていたことを考えると、ゴミをプレスする機能は効果的だろう。

機能については、Bigbelly社の動画が詳しい。

設置にあたり、森永製菓とのコラボレーションで展開しているのもおもしろい。たしかにゴミ箱は広告媒体としてのポテンシャルがある。ゴミ箱が求められる場所は人通りが多いし、生活者が意思を持って近づく設備のために接触回数は多い。さらには、ゴミ箱への支援は街の景観や衛生を守ることに貢献し、広告主の印象をポジティブなものにする。ただ、広告主は選ぶかもしれない。ゴミ箱にチョコボールのキョロちゃんがラッピングされていたが、キョロちゃんとそれらの問題との関係が見えず、あまり印象に残るものではなかった。ゴミを捨てるとキョロちゃんの声が出るなど、ゲーム要素を追加すると、無理矢理にでも利用者に印象付けられるとは思うのだが、消費電力や堅牢性で課題があるのかもしれない。

完全に筆者の印象論だが、広径のカップでゴミ箱の口を塞ぎ、街の景観を汚しがちな某コーヒーチェーンこそ、このようなゴミ箱の設置支援を行うべきではないだろうか。ストローを紙にするよりも、いいイメージにつながると思うのだが。

ソーラーパネル
ソーラーパネル
側面にも森永製菓の広告。
側面にも森永製菓の広告。