4KブラビアとひかりTVのサブスクサービス「月々テレビ」

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多チャンネルのIPTVサービス「ひかりTV」が、ソニーのブラビアとのセット販売メニュー「月々テレビ」を提供している。ひかりTVの月額受信料と、ブラビアの分割払いがセットになったメニューである。月々テレビの意味することと、どれくらいお得なのかを検証してみる。

ひかりTVはNTTぷららが提供するIPTVサービスである。スカパー!やケーブルテレビなどで提供されている50ch以上の専門チャンネル、地デジ、BSデジタルをインターネット経由で視聴することができる。ただしNTT東西または光コラボレーションに対応した光ファイバー回線での接続が必要である。

月々テレビで提供されるブラビアは43インチから75インチまで普及型からプレミアム機種の6機種から選ぶことができる。

43インチの場合はこちら。

55インチの場合はこちら。

75インチのプレミアム機種の場合はこちら。

55インチの場合を詳しく見てみると、提供されるブラビアはKJ-55X8000H/CTである。料金の内容はすべて税込み表示で、


24ヶ月目まで 3,870円
 ひかりTVが1,650円
 ブラビア相当分が1,670円
 チューナーが550円 

25から60ヶ月まで 5,550円
 ひかりTVが2,750円
 ブラビア相当分が2,250円
 チューナーが550円

つまりブラビアに対しての支払いは1,670円X24回+2,250円X36回=12,1080円である。執筆時点でのKJ-55X8000H/CTの最安値は価格コムでは113.800円で、その差は7,280円だ。5年間で7,280円、月々121円の価値があるかどうかという判断になる。用意されている最上位機種であるKJ-75X9500H (75インチ)の支払総額は418,680円で、最安値は316,282円で差額は102,398円で月額1,707円高くなる。

さらに、これらに条件に加えて25000ぷららポイントが提供される。これはひかりTVショッピングで利用できるもので、パソコンや家電、インテリアなど様々なものの購入に利用できる。これを考慮すると、上記の55インチ機種の場合に実質96,080円で購入できるという考え方もある。また本来は送料がかかるのだが、4月2日まで本州四国の送料相当分がキャッシュバックされる。

通常の一括購入と異なる月々テレビのメリットは
・初期費用が不要
・5年間の製品保証
・5年後に最新機種に交換
である。ここは考え方にもよるが、メリットがあると考えてもよいのではないだろうか。ただし、これはもちろんひかりTVとの契約ありきの話なので、ひかりTVを導入したいのであれば、ということになる。なお月々テレビはNTTぷららとのレンタル契約なので、税制的なメリットは通常はないと考えるべきだろう。

筆者の知る範囲では、放送サービスとテレビをセットで提供するサブスクリプションサービスはこれまでなかったように思う。ユーザー側のメリットはこれまで述べたとおりだが、ひかりTV側のメリットはどれくらいあるのかは未知数である。

筆者が月々テレビを知ったのはつい最近のことである。Facebookの広告に出てきたのだ。調べてみると2019年12月から、機種は異なっているが始まっているようだ。筆者は2019年時点でも現在でも特にテレビを購入する、ひかりTVに加入する予定はなく、積極的な行動をオンラインでもオフラインでも行っていない。点灯でテレビを探したこともなければ、ひかりTVを加入しようとしたこともないので、月々テレビの存在をどうやって知るのか、そういう機会があるのかよくわからない。

Amazonのプライム会員にはプライムビデオが付いてきたり、電気料金や携帯電話料金にもアマゾンプライムがセットされるなどのサービスメニューが増えている。今回の月々テレビとは意味合いは若干異なるものの、有料の放送系サービスや映像配信サービスが他のハードウエアやサービスとセットで提供されるケースが増えてくるのだろうか。それらは単なる割引的サービスにとどまるのか、更に突っ込んだ異なるサービス感の連携やメリットを提供するようなものが登場してくるのか。このあたりのサービス設計がこれから重要になってくるように思われる。