「シブヤテレビジョン」が緊急事態宣言期間中の放映時間を短縮

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渋谷エリアで9面の大型ビジョンを運営しているシブヤテレビジョンが、2020年1月8日から2月7日まで(予定)で発出された、1都3県の緊急事態宣言期間中に、同ビジョンの放映時間を4時間短縮して20時までとする。

シブヤテレビジョンは不動産業ケン・コーポレーションのグループ会社で、渋谷駅を中心とした、いわゆる渋谷第2象限エリアに9面もの大型ビジョンを展開している、地域型デジタルサイネージメディアのリーディングカンパニーである。

そのシブヤテレビジョンが、今回時間短縮に踏み切ったことは、デジタルサイネージ業界にとっては非常に重たい判断であると思う。シブヤテレビジョンのエリアは飲食店が多く、その飲食店は20時までの時間短縮が求められている。中には休業という判断をする店も少なくないだろう。

こうした状況下で、屋外メディアができることは何か。20時になったら蛍の光でも流してみんなおうちに帰ろうとやるのか、コロナに負けるななのか、医療従事者に感謝なのか、粛々と通常放映か、今回の判断のような時間短縮か。筆者は今回の判断は英断だと思う。ただしあくまでもシブヤテレビジョンの場合であって、全ての屋外メディアがこれに習うべきだとは、少なくとも今のところ全く考えていない。

過去にデジタルサイネージが表示を自粛した例は東日本大震災のケースがある。との時は電力供給に不安があるということで2ヶ月ほど多くのデジタルサイネージが消灯した。状況が全く異なるので、これらを比較して議論するのはあまり意味はない。

殆どのメディアと異なり、屋外メディアは視聴者、生活者側に選択肢はない。そのゆえ有効なケースもあるし、そうではないケースもある。やはりステイホームにおけるアウトオブホームメディアが問われている。