【CES2021】Vol.02 オンラインを強く意識したSamsungのプレスカンファレンス

AI/IoT/Media /

サムスンのプレスカンファレンスの構成はユニークだった。同社のスン社長が、広いスタジオの中に用意されたリビング、キッチンなどの生活スペースを移動しながら、それぞれの生活エリアにおける同社の製品や開発コンセプトなどを移動しながら構成されていた。

この構成はソウルのサムスン本社にあるショールーム「Samsung d’light」の映像版だ。GASKETでは2019年にここを紹介している。

「腕」を持ったロボットが「Bot Handy」だ。これは実行する作業に応じて高さや腕が伸びるロボットだ。シンクにたまった洗い物をAIが判断し、食器を正しく掴んで洗浄機に移動させる。洗濯物をカゴに入れ、料理を食卓に運び、ワインをグラスに注ぎ、花を飾ることもできる。ここの家電品の中の高機能化は進んでいるが、各家電品にどうやって食器や洗濯物を入れるか取り出すかといった、物理的な移動を解決させるものだ。実現の時期などは未定だろうが、ここをアシストしてくれるロボットが登場すると家事が劇的に楽になるのは明らかだ。

Bot Handy

スマート冷蔵庫は庫内に残っている食材を認識し(全部ではないと思うが)、そこから作れそうなレシピをディスプレイに表示する。メニューを選んだら不足しているものをスマホ経由で購入して、当日か翌日に配達される。そしてディスプレイを見ながら調理をするというシナリオだ。

以前から言われていることだが、冷蔵庫内の在庫管理、何がどれだけ残っているのかをいかにして正確に把握するか。そこさえ目処がつけば、あとはスムーズに実現できそうだ。

こちらは飲食店でのテーブルデリバリーロボット。これは写真にあるようなファミレスのような形式の場所であればすぐにでも実現できる。よく考えれば回転寿司では何十年も前から実現できていることと変わりはない。

こちらのロボット掃除機「JetBot 90 AI+」はLiDARと3Dセンサーを利用して部屋の状況を把握して掃除を行なってくれる。部屋の状況というのは家具などの配置と汚れの両方を把握する。

これを見て昨年のCES2020でのこちらの「Ballie」を思い出した。いわば掃除ロボットとBallieが一体化したといったところだろうか。コンセプトとして非常に面白い。

さてテレビにも触れておく必要がある。登場から3年目となるマイクロLED TVの110インチ版である。マイクロLED TVはLCD(液晶)ではなく、ごく小さい自発光するLEDによって表示を行うもの。AIによる超解像で4Kを8Kにアップスケーリングできる。どれくらい進化しているのか、現物を見られないのが残念だ。

このプレスカンファレンスの動画も一般公開されてので、こちらにリンクをしておく。