ディスプレイで空間を拡張することができるか

Digital Signage /

Sky Scapeという飛行機窓が発売された。ホームサイネージと呼ばれるような領域においては、これまでに何度も様々な試みが行われている。部屋の窓を拡張する試みとして飛行機の窓にしてしまうという発想が非常に新鮮なのである。

まずは動画を見てみよう。ただしこうしたものは実際に体験してみないと半分くらいしか映像では伝わらない、という前提で想像力を働かせて見ていただきたい。

この事例はコワーキングスペースと思われるロケーションだ。狭い空間をどうやって拡張するのか、普通の窓ではなく、飛行機の窓にしたという発想は個人的には秀逸だと思う。盆栽の方はまあ今までもあったアートフレームと同じだ。

筆者はエミレーツ航空のファーストクラスのバーチャルウインドウを体験したことがある。

この場合は3面だったが、本物の機内と同じ状態であった。最近では自動車のバックミラーにディスプレイを使ったスマートミラーが出てきているが、あれと同じで、完璧に再現できている。そして言うまでもなく、ディスプレイなので何でも表示することができる。

もうひとつ注目したいのは、これをJOLEDというディスプレイメーカーが商品化したことである。メーカー自らがディスプレイの新しい市場を開拓していかなければいけない事情が見え隠れする。これが50インチ以上の大画面だと競合するLCDとぶつかり、競合メーカーも数多い。22インチクラスの4KOLEDであればJOLEDはそれなりのポジションを得られる。今回は22インチの4KOLEDを使用しているようだ。ようだというのは、インチ数に関しては記載があるが解像度については高精細しか書いていないので想像ではあるが、JOLEDに2K製品はないと思われるからである。

22インチの4KOLEDで飛行機窓として映像を表示する場合は、おそらく実際の飛行機に乗って見るよりも遥かに綺麗に見えるのではないだろうか。それはご存知のように飛行機の窓は特殊ガラスやプラスチック系のものなどで3重構造になっており、特に一番機内側は透明度も低くて汚れていることが多いからだ。

筆者も自作の仕事環境ではデスクの真横にも24インチのディスプレイ(2Kだが)があるので、今度飛行機に乗ったらフライトを撮影して再生してみようかと思っている。