POVはこの辺りの装着法が着地点ではないか

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なかなか実際に体験できないままだった、POV用のリグである凸版印刷のIoAネックを体験することができた。実機は有楽町の体験型のショールームであるb8taに展示されている。

凸版印刷株式会社は遠隔体験技術「IoA(Internet of Abilities)仮想テレポーテーション」を活用し、遠隔観光体験、スポーツ観戦、リモート・ワークなどの用途を想定した、遠隔地にいる人と体験を共有できるウェアラブルデバイス「IoAネック」を開発した。IoAネックは、前面に搭載された端末から映像や様々なコンテンツの送受信が可能で、身につけた人が見たり聞いたりしたものを、遠隔地にある画面を通じて同時に体験ができるデバイスである。IoAというコンセプトは抽象的すぎて概念論から脱却できていない印象はあるが、POVはやはり重要だ。

POVとはPoint of View、すなわち視線カメラのことで。映像業界では主観映像とか見た目映像と呼んだりする。要するに目線と同じ映像ということである。こうしたPOVは、遠隔地とのテレビ電話的なライブ配信で威力を発揮する。まずはすべでワンマンオペレーションだということ。これによってコストや機材、そして何よりも機動性を持った利用ができる。ワンマンオペレーションにおいては、ハンズフリーになることも非常に重要だ。カメラを片手で持つと、撮影以外の作業や操作に大きな支障が出てしまうからである。

これを解決するために様々なカメラ装着方法が考えられるが、首を旨く使うのが最適のように思う。このIoAネックのもう一つの特徴は、撮影している内容をリアルタイムで確認ができる、いわゆるライブビューファインダーとしてスマホの画面をそのまま使うことができる。

スマホは左右どちらでも装着できる。

ネックの部分にはスピーカーが埋め込まれていて、指示をする声などが直接聞くことができる。またバイブ機能も内蔵していて、左右どちらかへの移動を指示する際に振動をさせる事ができる。だがこれらはイヤホンがあれば解決できることであると感じた。こうした機能を外すことで、小型軽量化してコストも大きく下げられるだろう。

実はほぼ同じことは、ダイソーで300円で販売されているこのギアで実現できる。これはフレキシブルな金属で構成されていて、自由自在に位置を決めることがで装着きる。300円なのでこんなもんだろうが、もう少しきちんと設計すれば装着リグとしては決定的な差異はないだろう。答えはこのIoAネックと300円のギアの間のどこかにあるのではないか。

あとは双方向のコミュニケーションをするための仕組み、アプリとプラットフォーム的なものを、実際の利用シーンやビジネスモデルの最適化したものを数パターン用意すればよいのではないだろうか。業務用以外に、自撮り棒的な用途もあるので、その取りまとめと具体策を考えてみたいと思う。

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