匂いも気軽に共有できる未来も近いか。スマホに挿して匂いを計測できる「nose Stick」

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スマホに挿して匂いを計測できるデバイス「noseStick」が有楽町のb8taに期間限定で参考出展されているとのことなので、早速体験をしてきた。

このデバイスには匂いセンサーが組み込まれており、I-PEX株式会社が開発した複数の検知素子が検出する、「匂い分子のパターン」を認識し、識別することができる。チタン酸ジルコン酸鉛の圧電薄膜に異なる感応膜を塗布した検知素子10種類を1枚のセンサーチップ上に搭載をしており、電圧をかけて共振している感応膜に匂い分子を付着させ、共振周波数の変化から数値データを取得、パターンを照合することにより匂いを識別する。その識別した結果をAIを搭載したアプリケーションで活用することを目的に現在も開発を進めている。

b8taでは、手についている匂いの分子の数を測定する体験ができた。アプリで年齢と性別を入力し、アプリの指示にしたがって手をかざすと、数秒で結果が出る。結果は匂いの種類や割合ではなく、匂い分子の総合計数のみであったが、今後はこの読み取れる分子の詳細の情報を要望に合わせて表示できる様なかたちになるという。

性別と年齢を登録する。
noseStickが搭載された手形に手をかざす。
結果が出るまではほんの数秒だ。今回は匂いスコアのみ。

今回は匂い分析の精度は体験することができなかったが、小さく、軽く、いつでも携帯できるフォルム、USBを直接スマートフォンに挿すだけですぐに測定ができる気軽さがとても良かった。

匂いをセンシングすることによって、商業用として、食材のコンディション、工場での異常検知他様々な分野で活用できそうだが、この大きさや気軽さから個人でも今後様々な連携ができそうだ。

息や体臭などで毎日ヘルスチェックをおこなったり、嗅覚障害がある人へは危険な匂いを察知するために自分の鼻の代わりとしての活用もできそうだ。

また、エンターテインメントとして、将来的にはライブ配信中に匂いの情報も送り、受け手側でアロマシューターなど連携させることができれば、よりリアリティのある体験ができる様になるかもしれない。

VRによる視覚の体験の次は嗅覚か。匂いのテクノロジーの今後に期待したい。