京セラのコンセプトカー「Moeye」が示す車の未来

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京セラは9月29日、コンセプトカーの「Moeye」(モアイ)を発表した。Moeyeには、京セラの光学迷彩技術、空中ディスプレイなどの独自技術が搭載され、新たなドライブ体験をユーザーに提示した。

同社に実装されている技術とデバイスを以下簡単に紹介していこう。
■視覚面
①空中ディスプレイ
高性能な液晶ディスプレイからの投影映像を結像させ、オリジナルキャラクターの”モビすけ”がダッシュボード上部の空間に、クリアで、リアルに浮かび上がりドライバーをナビゲートする。

オリジナルキャラクターの”モビすけ”がナビゲート

②光学迷彩技術
独自の光学迷彩技術によって透明化したダッシュボードを通して前方の風景映像を見ることができる。今までフロントボディで見えなかった世界を、ドライバーはこの光学明細技術で体験できるようになる。

③LED照明 CERAPHIC(セラフィック)
ルーフとドアライトには、自然光に近似した生体に優しい光をつくり出す京セラ独自のLED照明CERAPHICを搭載している。CERAPHICは、スペクトルのカスタマイズが可能なため、通常のLED照明では難しかった、繊細な色彩表現が可能となる。光を調整することで、車内の快適な空間をつくりだす。

■触覚面
HAPTIVITY® (ハプティビティ)<京セラ独自技術>
パネルを指でタッチし感圧で微細な振動を発生させ、クリックしたことを伝えるHAPTIVITY(触覚伝達技術)をインパネとセンターコンソールに搭載し、ユーザーインターフェースの操作と連動させて、ボタン押下の触感を実現します。映像を見るだけでなく、リアルな触感で操作も可能です。

■聴覚面
振動スピーカー
ピエゾ素子を用いた振動スピーカーを搭載し、車室内に迫力のあるサウンドを提供し、耳で楽しめる快適空間を演出します。ヘッドレストにも振動スピーカーを搭載し、ドライバーの耳元にクリアなサウンドを提供します。

イーロン・マスクのテスラが未来の車を次々生み出す中で、日本のメーカーからも新たなコンセプトが提示されたのは嬉しい限りだ。ユーザー・エクスペリエンスがよくなることで、車の運転がより楽しくなるはずだ。

当然、自動運転化やMaaS(Mobility as a Service)の開発が進む中、車内空間がより重要になる。車内でのユーザーエクスペリエンスにフォーカスし、イノベーションを起こす京セラの動きを他のメーカーも参考にできるはずだ。

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