エッジAIカメラとメーター自動読取ソフトウェアの連携ソリューション

IoT /

工場やプラントの設備の保守点検においては、作業者が巡回しながら複数のメーターを目視で確認し、手書きで記録しているケースが多く、人為的なミスが発生しやすい。また、新型コロナ感染拡大や豪雨・台風などの災害により、現場に作業者が駆け付けることが困難な状況も発生しており、さらに高齢社会に伴う人員不足も問題となっている。

そこで岩崎通信機は、作業者に代わってメーターの値を自動で記録するメーター自動読み取りソフトウェア「計器読む像」を有償PoCとして提供している。これまではWindows PCと外部カメラの組み合わせでこれを実現していたが、今回、ビズライト・テクノロジーが開発し、JVCケンウッドが販売する「EXensors(エクセンサーズ)」シリーズのエッジAIカメラ、BH3-AI-VISIONを活用する。

こうした場面において、PCレスであることは工場やプラントの現場では極めて重要だ。そしてこうしたアナログデータのデジタル化、いわゆるアナデジ変換をリアルタイムで行うニーズは相当数埋もれていると思われる。今回のソリューションでは、カメラで撮影したアナログまたはデジタルメーターの画像を数値化し、測定結果をサーバーなどへ送信する。測定結果はBIツールなどで可視化するほか、設定した値を超えた際には警告灯の点灯やメールで管理者へ通知する等の機能を追加することも可能。少額の投資で工場やプラント内の狭い場所にも設置でき、ラインを止めることなく後付けでの設置が可能で、工場のFA化や自動化に貢献する。

今後、FAシステムを提供するシステムインテグレーターなどと連携することで、少額の投資で容易に保守点検の自動化や遠隔化を可能とし、ミス軽減や点検頻度の向上、さらには蓄積データによる設備トラブルの予兆診断等の実現により、工場・プラントのBCP(事業継続計画)対策にも貢献するソリューションとして広がるのではないだろうか。