ドアダッシュがスタートした「ダッシュマート」が面白い!

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今回のコロナ禍の中で、アメリカのデリバリー業界は次々に新しいサービスを生み出している。アメリカのネットスーパーでは、一時発注から商品の受け渡しまでに時間がかかる状態が続いていた。

そんな中、食品買物代行サービスの「インスタカート」(Instacart)は、今年の3月にアメリカでの需要増に対応し、買い物代行スタッフを今後3ヶ月で30万人増員すると発表した。インスタカートはコストコやドラッグ・コンビニチェーンのCVSなど約2万5000店舗と提携し、食料品や日用品の当日配送サービスを行っている。人気商品の限定セールを見つけて、お気に入りの商品をわずか2時間で受け取れる。最近では、化粧品販売のセフォラの商品を取り扱うなど商品を拡充し、顧客の囲い込みをはかっている。

外食業界では食事を短時間でデリバリーする「ドアダッシュ」(Doordash)が元気だ。日本ではUberEatsが有名だが、GrubHubとこのドアダッシュが、アメリカのフードデリバリー業界では人気のサービスになっている。ドアダッシュの配達員は「ダッシャー」と呼ばれ、彼らが近くのレストランの食事を自宅やオフィスに届けてくれる。

アメリカのフードデリバリーマーケットは急速に成長しており、 2020年末までに、97億ドルの市場規模になると予測されている。 この予測はコロナパンデミックの発生前の数字のため、より市場は拡大するはずだ。

Second Measureの調査によるとドアダッシュのシェアが上がっていることがわかる。Uberは7月に競合のポストメイツを買収すると発表したが、この結果同社のシェアは2位に浮上する。

シェアトップのドアダッシュは顧客体験を高めるために、新たにオンラインコンビニエンスストアの「ダッシュマート(DashMart)」をスタートした。取り扱い商品は、食品や日用品、医薬品だけでなく、サービスを展開するエリアのレストランの調味料や・ソースなどの食材も扱う。

当初のシカゴやダラス、ミネアポリスなどの8エリアでサービスをスタートし、今後順次増やしていくとのことだ。

ダッシュマートは、自社の倉庫に食料品や調味料、雑貨などの在庫を抱え、注文が入るとダッシャーが各家庭に商品を届けるという。

ダッシュマートは顧客と近所にある「最高のモノ」につなげるというミッションを掲げている。レストラン、パン屋、職人の店、家庭用品の小売店の商品と顧客をつなぎ、地域のショップを応援することが彼らの重要な役割になっている。

アメリカの食品や雑貨を短時間でデリバリーするサービスでは、ドアダッシュとインフォカートとの戦いが熾烈になってきた。当然、アマゾンやウォルマート、ターゲットなども競合となる。現在、ドアダッシュはウォルマートと提携しているが、各社の合従連衡含め、アメリカのデリバリー業界から目が離せなくなってきた。