【IFA2020】Vol.04 オンライン開催イベントの苦悩

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IFA2020はオンラインとオフラインのハイブリッドで開催された。オフラインは1日1000名ほどのプレスや関係者のみが参加でき、それ以外はオンラインでの参加である。このオンライン開催部分は、世界中で様々な取り組みが行われているが、そこからは苦悩だけが見えてくる。

いわゆるセミナー的なものは、みなさんもおわかりの通りそれなりに行うことができる。問題はこれまで展示ブース的なところで行われていたことはなかなか厳しい。

下記はIFA2020のエントランスページ。展示ホールのエントランスを模した3DCGで、上下左右に動かすことができる。しかし、日本からのアクセスだからだろうか、とにかくページが重い。さらに3次元的に動くことに果たして意味があるのかと思ってしまう。マルチメディアの時代のCD-ROMソフトを見ているような錯覚に陥ってしまう。

例えばHYUNDAIのブースに入ってみると、下のような空間がある。

右側壁面をクリックすると下の動画が再生される。置き場所はYouTubeだ。

再生が終わると下記のようになってしまい、次にどこに行ったらいいのか、ナにをしたらいいのか途方に暮れてしまう。

結局戻り方が分からず、最初のロビーまで戻る羽目になった。今度は車をクリックすると、またまた非常に重たいデータの読み込みが始まる。読み込みが終わってどうなるかと言うと、360度回転させられる、だけだ。HYUNDAIブースに限らず、どの企業のブースもこのレベルである。

気を取り直して再びロビーに戻って、奥に進むと、次のような社名が並ぶ空間に出る。

ここで社名部分をクリックすると、前述のHYUNDAIのような各社のブースになり、どこの会社もやはり有益な情報がほとんど何もない状態だ。

オフラインのコンベンションの多くは展示ブースとセミナーであるのは冒頭に述べたが、IFA2020においては展示ブース部分、つまり企業が製品やサービスを伝えたいという目的を、オンラインのイベントで達成することの重要性とその難しさがはっきりと分かってしまう。これなら自社のWEBへのリンクの方がいい、という話になってしまう。それだと何のためのイベントなのか、それには集客力があり、費用をかける意味があるのかという問いが聞こえてくる。

やはりこじんまりとした物でもいいのでリアルなブースをどこかに設営して、それを遠隔から見られるようにするのが正解ではないだろうか。それはブースレベルでのデモンストレーションを定時に行ったり、特定の製品やジャンルごとにリモートツアーを行ったり、プライベートのライブ配信を行うなど、方法はいくつか想像できる。

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