最新のテクノロジーを備えた資生堂の銀座旗艦店でコスメコンテンツを体験してきた

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コロナ禍により今コスメの売上は落ちてきているという。外出する機会が減り、誰かと対面で会うことも少なく、マスクで顔が隠れてしまっているので必然的であろうが、もう一つ原因となっていることがある。それはお店で購入前にテスターを体験することが今難しくなっているということだ。

今、コスメはどこも新型コロナウィルス感染防止の為テスターを撤去してしまっているところが多く、デパートコスメもテスター自体は置いてあるが、触れないよう透明のビニールがかけられ、店員に声をかけないと使うことができない。購入に至るかまだ分からないものを店員に声をかけていくつもテスターをするのは気が進まない人も多い。また、客が自由に店舗内を回るのではなく、テスターを全部店員を介して行うために客と店員が1対1で店内を回るという方法をとっている店舗もあり、人気店では店舗の前に長蛇の列ができてしまっている。

そんな中、資生堂が展開する路面店として世界最大規模店舗面積を誇る旗艦店「SHISEIDO GROBAL FLAGSHIP STORE」が2020年7月31日に銀座にオープン。いくつかコンセプトがあり、その中でも最新のデジタル×テクノロジーが融合したコンテンツで今までにない化粧体験を、というものがあり、これがコロナ禍であるコスメテスターの悩みを解決できるものにつながるのではと思い体験してきた。

SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE

まず入店すると入り口でリストバンドを渡される。店内にはいくつもセルフで商品の説明を体験できるコンテンツがあるのだが、そこでこのリストバンドをかざすと、欲しい商品をカートに入れてそのまま手ぶらでレジで会計ができたり、体験コーナーの結果もスマホなどで確認することができる。

店内で配られるリストバンド。持ち帰り可能。可愛いデザインだ。
1F 店員と非接触で商品を体験できるコスメコンテンツが揃っている。

1Fにある様々な体験コンテンツの中で一番気になっていた「FOUNDATION BAR」。これはカメラで肌の色を見て、その人に合ったファンデーションを自動で絞り込み、手をかざすとテスター分のリキッドファンデーションを手軽に試すことができる。

FOUNDATION BAR モニターの上にあるカメラで顔の写真を撮る。

まず、感染防止の為に用意されたタッチペンでFOUNDATION BARに取り付けられたタッチパネルで操作を開始。早速撮影に移る。すぐに分析は終了し、自分にあったファンデーションが3種類に絞られた。あとは個人の好みでそこからどのような雰囲気になりたいか自分で選ぶ。「実物をノズルから試してみる」を押すと、下にあるノズルからテスター分のリキッドファンデーションが自動で出てくる。手の甲に伸ばして試してみたが、自分に合ったとても自然な色だった。 化粧をした状態で写真を撮るので、元々自分に合ってない色のファンデーションをつけてしまっている人はどのように影響が出てしまうのかは分からないが、客観的に見たそのときの肌の色に合った色を選ぶ機能としてはとても精度が高そうだ。

撮影した写真から肌の色を分析後、自分にあったファンデーションが選ばれた。(人物にぼかしをいれています)
手をかざすと1回分のリキッドファンデーションが出てくる。

今回フロアには複数店員がいて、各コンテンツを試そうとする段階から説明をしていただいたりサポートを多く受けたが、もしほぼ無人だとしてもテスターを気軽に、さらに気になる商品の中から自分に合ったものを絞り込めるのは嬉しい。また、このような機械をドラッグストアのような規模の店舗に入れるのは難しいだろうが、よくテスターとして現物を置いていると持ち去られてしまうことも多いので、テスター分のみ抽出されるタイプだと、それを防止することもできるだろう。店員と客との非接触を目指している店舗だと尚更だろう。