アプリダウンロード、やはりハードルが高いか

AI/Digital Signage/IoT /

ウイルス接触確認アプリ(COCOA)のダウンロード数は約1,181万件(8月6日現在)にとどまっている。総出荷台数から想定して、インストールされたスマホの割合は10~15%ほどといったところだろう。最近の陽性判明者数の増加によって、ダウンロード数は増加傾向にあるといわれているが、有意となる割合が人口の6割(この数字には解釈の幅があるようだが)と言われている。公開されて1カ月半が経過した現在でこの程度だと、有意となる搭載率に達するには相当の時間を要しそうだ。

一方、各地方自治体では、似て非なる仕組みとして、「〇〇県コロナ追跡システム」「△△市コロナおしらせシステム」なる仕組みが多数導入、運用されている。(この「QRコード読取型」もなぜ、国が用意しなかったのだろうか?特に自治体個別に配備しなければならない理由が見当たらない。併用しても何らかまわないと思うのだが)その利用率や成果はあまりオープンにはなっていないが、主催者側の負担が少ないためか、地方の施設・イベント等では比較的多く採用されているようだ。

筆者の住まいである北海道においても、「北海道コロナ通知システム」が6月に運用を開始し、7月には札幌ドームにおけるプロ野球観戦者に対して利用を開始している。

QRコード読み取り方式による通知システムへの登録
一般のメールアドレス経由で通知 LINE通知のシステムも多数あるようだ

主催者側にとっても手軽に運用開始できることが魅力だ。

主催者は簡単な情報を登録だけ
二次元バーコードをPDFを受け取り、プリントアウトするか、サイネージに表示

さて、市内中心部にある札幌市立図書館(一見カフェの様だ!)に、常設のエントリー掲示があることを知ったので、出向いてみた。

実は、このサイネージ、十数秒ごとに自動的にコンテンツが切替る設定となっていた。バーコードを読み取ろうとしてスマホをガサガサしてる間に、次の画面に切り替わってしまい、おいおい・・・となってしまったのだ。もし横にオペレータが立っていてページをめくる紙芝居なら、「おーい!まだ読んでねぇよ!」というところだ。

ここでふと思ったのだが、サイネージの前に立ち止まっている人の動作や目線を解析して、ページ送りをコントロールする機能があるといいんじゃないかと思った。熟視・熟読してるようならそのまま表示をつづけ、興味なさそうなら別画面へということだ。情報を紙芝居のように連続配信する機能に、オーディエンスの様子によって、若干ダイナミックな動きが加わるだけで、ちょっと気が利いてるサイネージってことにならないだろうか。

無事バーコードを読み取り、メールをエントリーしてみるとこんなメールが無事到着。数日間、役所からメールが届かないことを祈りつつ終了。

バーコード読み込みからアドレス送信まで、多少手間取っても1分ほど。COCOAとは、そもそもの目的やアプローチが相違するので比較してはいけないが、やはりアプリのインストールは抵抗があり、ハードルが高いと改めて感じた。