ロボットが変える外食の未来

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新型コロナウイルスの勢いが止まらない中、新しい取り組みにチャレンジする飲食業が増えている。外食市場は大きくシュリンクし、飲食店はテイクアウト、デリバリー、ECに活路を求めているが、一方で店内の安全性を高め、集客につなげる動きが始まっている。

実際、繁盛店を見るとウイズ・コロナ時代に対応するような施策が取られている。
■店頭での店内の混雑状況表示
■店頭でのアルコール消毒・検温
■メニューをQRにし、店員との接触頻度を下げる
■大皿提供から小皿提供へのシフト
■一人席の充実
■バイキイング(食べ放題)のテーブル提供 

コロナ禍で変わる消費者の意識は一気に変わっているが、顧客体験CX(Customer Experience・顧客の体験価値)を高め、安心安全な食事を提供することが、飲食業の生き残りの鍵になっている。

顧客体験を高める中で、テクノロジーの活用も始まっている。この未曾有の危機の中でスピーディに動いた企業が顧客の支持を得て、繁盛店の座を獲得していきそうだ。

最近では、ロボティクスの活用で、顧客と店員の接触機会を減らす取り組みが話題になっている。ロボティクス サービス プロバイダーの株式会社QBIT Roboticsは、自動搬送ロボットサービスによって、顧客のCXを高めている。

三笠会館が運営する「THE GALLEY SEAFOOD & GRILL」というレストランでは、同社のロボットを使い、非接触・非対面でオーダースタイルのサラダバーを実現した。

ロボットの導入で、顧客の安心・安全だけでなく、従業員の負担も軽減できる。バイキング形式の食事の提供は、非常事態宣言でサービスが行われていなかったが、テクロジーによって再開可能であることをQBIT Roboticsは証明した。

同社は非接触・非対面による感染リスク低減と省人化による生産性向上が同時に見込めるロボットの活用を推進するという。自動搬送ロボット活用サービスの具体例としては、ブッフェやバイキング、食べ放題での利用だけでなく、宴会や立食パーティにて、ドリンクを配ることも可能だ。

ちなみに、人手不足対策で話題になった池袋の養老乃瀧の「ゼロ軒めロボ酒場」やエイチ・アイ・エスが運営する「変なカフェ」も同社のロボット技術を採用している。


新型コロナという難局を乗り越えるためには、顧客の不安を取り除き、安心安全を提供することだ。その際、テクノロジーを活用し、スピーディに提供することで、ビジネスチャンスが広がることをこの事例は示している。