実在しないAIモデルでマネキンの服を着せ替えできる「Rosebud AI」のツール

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新型コロナウイルス感染拡大防止の為令和2年4月に緊急事態宣言を出された当初は、テレビ番組の撮影も急遽自粛するところも多く、それはテレビに限らず雑誌界などにも及んだ。モデルを交えての撮影が密になるということで、いろんなファッション雑誌にひっきりなしに登場している人気モデルでさえ外出を自粛し、自宅からファンに向けてリモートでライブ配信などを行っていた。

三密を避けながらの経済の回し方を模索し出し、今日では4月に緊急事態宣言が出されたばかりの頃に比べると、少しずつまた世の中も新しい形で動き出してはいるが、まだ現場に人を集めずに物事を進めることに対しては課題が山積みだ。

そんな中「Rosebud AI」からこの状況の改善への手助けとなりそうなツールが公開しているので少し注目したい。AI が生み出した実在しないモデルに、マネキンが着ている服を着せた画像を生成できるツールだ。

Rosebud AIのツールでは、現実に存在しない約25,000枚のモデル写真や、ツールへ取り込んだオリジナル写真のモデルの特徴を自由に変更できる機能がある。また、服を来たマネキンを取り込むとモデルが着ているような画像を生成することができる。このツールを使えば特別にモデルを起用して撮影をセッティングせずとも、人が着用しているイメージを生成することができる。

モデルの微調整はかなり幅広くおこなえる。国籍も様々、イメージに近いモデルを選択した後、微笑み具合、年齢、目の大きさ、鼻の高さ、髪の色などを調整できる。無償体験版では残念ながらマネキンへAIモデルを割り当てることはできなかったが、筆者の写真に他のAIモデルの顔に変えることはできた。

まずAIモデルを選び、そこから年齢、性別、顔のタイプを選んで、さらに詳細設定で微調整をしていく。
筆者の写真の顔にモデルを当てはめてみた。無償の体験版では詳細設定の変更を反映することができなかった。

現在のクオリティだと、まだファッション雑誌に登場してくるモデルの代わりとなるのは難しいかもしれないが、アパレルのECサイトで掲載するのには、マネキンに服を着用させて服のイメージに近いAIモデルを割り当てて画像を作成するのには大いに使えるだろう。また、顔も髪型も別人に変えることができるので、スタッフ自らがモデルを行い顔を加工して掲載することができれば個人情報も守れるし、ブランドイメージに近いモデルを簡単に作れてさらに服の魅力もあがって見えるだろう。

モデルの仕事がなくなってしまうのではなどそんな意見も出そうだが、人間の仕事がなくなるなんてことはない。どんな分野に関してもそうだが、うまくAIを活用して生身の人間がすべきことと切り分けて、新しい生活様式への適応も含め、便利な世の中になればと思う。

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