JR西日本コミュニケーションズが取り組む、大阪駅のセンシングサイネージ

AI/Digital Signage/Media /

JR西日本コミュニケーションズが、大阪駅中央口北側コンコースにIPカメラとスピーカーを併設した「大阪駅セントラルサウンドビジョン」を設置、また大阪駅の東西通路と御堂筋口のデジタルサイネージでエッジAIカメラによるインプレッション計測の実証実験を開始した。

「大阪駅セントラルサウンドビジョン」は縦3メートル横11メートルで、3.91mmピッチの高精細なLEDビジョンである。交通広告の多くは音声不可のため「音声機能」は広告主にとって魅力的だろう。なお、設置場所がOSAKA STATION CITYに隣接しており大阪駅セントラルサウンドビジョンの裏側には音声機能付きO-VISIONが2台設置済みである。

IPカメラは標準的なIPベースのネットワークインフラ経由で、遠隔地からPCやスマホ等でライブ映像を見たり、管理したりすることが可能な一方でプライバシー・セキュリティに注意が必要であるが、計測ではカメラ本体に解析プログラムをインストールして使用する方法もあり、大阪駅セントラルサウンドビジョンではプライバシー・セキュリティに十分配慮した運用をするようだ。

インプレッション計測の実証実験を開始した大阪駅の2箇所のデジタルサイネージ(大阪駅NGB1階東西通路デジタルサイネージ30面セット、J・ADビジョンWEST大阪駅御堂筋口セット)計72面は、カメラを接続したエッジ端末に直接AIを搭載し情報処理するエッジAIカメラで、プライバシーに十分配慮したデータ管理をしているようだ。

実証実験のためか、カメラが2台設置のディスプレイや1台設置のディスプレイがあったり、設置位置もさまざまであるが、検証しながら最適なカメラによる計測を経験値として蓄積していくことだろう。屋外広告もデジタル広告のような配信レポート/効果測定やプログラマティック配信が標準となる日も近いと感じさせる取り組みである。

なお、株式会社Agoopの人流変化の解析では、7月20日時点の大阪駅は対前年同月比で△23%であるが、対緊急事態宣言前比では+26%と回復している。