今すでに自分が所持しているものを簡単に売ったり、自作のアクセサリーなどを気軽に販売できるアプリがたくさん出てきている。身近な知り合いなども実際家にあって使わなくなったものなどを販売して利益を得ている。筆者は幼い頃からお店にないもので自分の欲しい物を自分で作ってみることが好きなので、後者の自作アクセサリーを販売するアプリは気になっている。が、まだ手を出せずにいる。その理由は、手間と在庫を抱えることだ。
いくら自分が作るのが好きで、出来上がった物をついでに販売するとはいっても、販売するからには購入希望者と連絡を取り、発送の手続きをし、出品するからにはちゃんと在庫として高品質のものを保管しておかなければならない。アクセサリーひとつ作るにも、パーツをセットで買うことが多く、しばらく使わないパーツが増え続けていくことも苦だ。そんな生活を始めたら、私の8畳しかない小さい城がいとも簡単に崩壊することは目に見えている…。そんなことを思って思いとどまっている。
そんな中興味深いアプリが登場した。
アイディアだけ売ってインセンティブを得ることができるWEBアプリ上のアクセサリーショップ「monomy」だ。
アプリ上でパーツを選んで繋げて投稿するだけ。販売、製作、配送などのフローはmonomy側で行われ、アクセサリーの金額10%分が売上金として自動で入る。
monomyのアプリをダウンロードし、ショップ名、ユーザー名を決めたらもうmonomyのアプリ上での出店手続きは完了だ。
そのあとは、アプリ内で用意されたパーツを選んで、好きな順番につなげて、投稿。それで終わり。パーツは3000種類以上用意されている。(※2020年7月現在)






投稿するとmonomyで公開されているアクセサリー一覧に加わる。誰かが購入すると、そこからmonomy側でアクセサリーを作成、発送される。
パーツの組み合わせによってアクセサリーの金額が決まるのだが、そのアクセサリーに金額の10%を売上金として受け取ることができる。
作ったアクセサリーを自分で撮影して載せたりできず、パーツも決められた範囲内でしか使えないのでオリジナリティがあまり出ず制約もあるが、これはとても面白いアイディアだ。
アクセサリーだけではなく、例えば服でも同じようなことができるのではないだろうか。
欲しい服があっても、ボタンがあんまり可愛くなかったり、色違いや違う模様が欲しかったりすることがある。作るにしては時間もかかるし、布やその他材料の調達もあり、ミシンの購入もしなければならない。型紙があれば、あとは布を扱う専門店、手芸店などと連携して服専門のアプリを作れば、自分の納得のいくアイディアを売れるのではないか。このアイディアはいろんなジャンルで活用できそうだ。