カタール航空A380のビジネスクラス

全く同じ北米行き航空券でも価格差が92,000円

Digital Signage/IoT /

現時点では日本から海外に渡航するにはかなりの制約がある。そんなタイミングではあるが、現在6,7月発券分の燃油サーチャージが無料になっている。そこで今回は、今後海外に出かけやすくなることを願いつつ、海外航空券を安く購入するための方法を書いてみる。

3月末に開催が予定されていたDSE(Digital Signage Expo 2020)デジタルサイネージエキスポは、9月の15日から18日(展示会は16,17日)にラスベガスのLVCCで開催されることになった。現時点の予定なので実際に開催されるかはわからない。今回はDSEに行くという設定で、9月15日発、18日ラスベガス発(19日日本着)のエコノミークラスのチケットを探してみる。データは6月6日の執筆時での価格である。航空チケットは常に価格が変化しているので、記事をお読みになったときにこの価格で購入できるとは限らない。

はじめに航空会社の公式サイトでの価格を調べてみると、ハワイアン航空が最安値。ホノルル経由なので時間に余裕があれば、ハワイでバケーションという手もある。筆者は2019年のCESの時にこれをやって、15時間位のホノルルトランジットを利用して路線バスでノースショアまでガーリックシュリンプを食べに行き、定宿のコテージのオーナーのグレッグさんに挨拶に行って2時間位ビーチで昼寝をしていた。

ハワイアン航空 77,180円
デルタ航空 79,710円
アメリカン航空 141,210円
日本航空 141,810円
全日空 169,410円
ユナイテッド航空 177,210円

続いて航空券比較サイトでの検索結果(カッコ内は販売サイト)
トラベルコ
デルタ航空    49,210円(サプライス)
アメリカン航空  57,210円(旅工房)
ハワイアン航空  74,713円(Mytrip)
シンガポール航空 74,443円(Mytrip)
ユナイテッド航空 77,210円(サプライス)
日本航空    130,295円(Mytrip)
全日空     163,318円 (Mytrip)

スカイスキャナー
ハワイアン航空  76,057円(BidgetAir)
アエロメヒコ    89,075円(Gotogate)
日本航空     135,806円(Travel2Be)
デルタ航空    141,210円(デルタ航空公式)
アメリカン航空  141,210円(アメリカン航空公式)
ユナイテッド航空 153,310円(ユナイテッド航空公式)
全日空      166,264円 (Mytrip)

スカイチケット
デルタ航空    50,510円
アメリカン航空  60,510円
シンガポール航空 79,960円
ハワイアン航空  80,510円
エアカナダ    136,440円
日本航空     144,860円
全日空      172,710円

Googleフライト
ハワイアン航空  77,3210円(スカイチケット)
ユナイテッド航空 88,060円(ユナイテッド航空公式)
日本航空     93,946円(ハワイアン航空公式)
エアカナダ    133,140円(エアカナダ公式)
デルタ航空    141,210円 (デルタ航空公式)
アメリカン航空  141,260円(アメリカン航空公式)
全日空      168,550円 (全日空公式) 

このようにちょっと検索しただけでこれだけの価格差がある。筆者が普通にネットで調べた範囲での最安値は、航空券比較サイトのトラベルコ経由でエイチ・アイ・エスのオンライン専用ブランドであるサプライスがデルタ航空49,210円である。海外サイトも対象にするとさらに安いものがでてくることもあるのだが、確率的には低いのでトラベルコ、スカイスキャナー、スカイチケット、Googleフライト位を検索すれば問題ないと思う。ちなみにアエロメヒコのメキシコシティ直行便でラスべガスまで戻る、というのもなかなか渋い選択だと思う。

さて、トラベルコ経由のサプライスの詳細内容はこちら。

トラベルコ経由サプライスは49,210円

ここで面白いのは、トラベルコ経由ではなくサプライスで直接料金を調べてみると、全く同じチケット(全く同じ便でどちらも予約クラスL)が76,210円なのである。その差はなんと27,000円だ。

サプライス直接だと76,210円

こうした事例は結構多く見られる。たとえば同じ日程でGoogleフライト経由でユナイテッド航空は公式サイトで88,060円なのが、ユナイテッド航空公式サイトで直接検索すると177,210円と、その差は9万円近いのである!!

Googleフライト経由のユナイテッド航空公式サイトは88,060円
ユナイテッド航空公式サイト直接だと177,210円

航空券の販売の仕組みは本当によくわからない。こうした例は常に存在するわけでもはないが、特にデルタやアメリカン航空は「サプライス」や「エアトリ」に対してのみ、他とは1万円以上安い最安値を提供していることが多く、さらにそれぞれに直接ではなくトラベルコから入った方がこのようにかなりの最安値で購入できる。

もちうろんこれらは予約クラスと言って、マイレージの加算率が異なる場合もゼロではないので、一応注意が必要だ。予約クラスの確認方法は、トラベルコで最安値の航空券を見つけたら、「全11サイトを見る」をクリックする。

すると「同じチケット」つまり同じ予約クラスのチケットが販売価格順に表示される。このなかでサプライスは購入前に予約価格を表示しないが、他社の中には購入前に予約クラスを表示する代理店がいくつか存在する。例えば「インプレストラベル」や「イーナ」などだ。インプレストラベルを選択すると、

予約クラスが「L」であることが表示される。これは区間ごとに表示されるので全行程を確認することができる。

やや専門的でマニアックだが、デルタのLクラスはMQMは100%だ。獲得マイルは販売価格と購入者のスカイマイルステイタスによって購入価格1ドルに付き5から11マイルで変動する。筆者はゴールドメダリオンなので加算率は8マイルだ。さらに提携カードで支払うとそれは2倍になり7,076マイル、さらにカード決済購入マイルが100円につき2マイルなので984マイルで、これらの合計が8,086マイルが加算される。実際にはこれにさらにエリートステイタスのボーナスマイルが加算されるので、9,000マイルほどの加算になるはずである。こうして加算されたマイルを使うと、東京からソウルまで15,000マイルで飛べるので、2回アメリカに往復するとタダでソウル旅行がついてくるみたいなものである。

国際線航空券の価格体系や販売方法は非常に複雑で、どうなっているのか全然よくわからない。この事例であれば、全く同じデルタのエコノミークラスチケットを購入した場合に、最安値の49,210円で買う人もいれば、デルタ航空公式サイトで141,210円で購入する人もいるということだ。どちらも予約クラスはLである。これほど持っている情報によって金額差がでるのも珍しいのではないだろうか。

北米行きではこのパターンがかなりの確率で利用できる。欧州行きでは欧州の別のサイトが圧倒的に安いことが多いがそれは別の機会にでも紹介したい。

果たしていつになったら自由に旅行ができるようになるのかはよくわからない。そうなったとしても、たとえばデルタは9月30日までは隣席には人がいないように販売席数を制限すると明言しているし、仮にフライトがキャンセル、あるいは本人事由でキャンセルしても100%返金処理がされる。各航空会社の返金ポリシーを確認した上で、今のうちに夏以降のチケットを確保しておくのもよいのではないだろうか。