ヤマト運輸のPUDOから、タッチレス技術の未来を考える

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このコロナ禍により、私たちの生活様式や意識も大きく変化している。緊急事態宣言の発令以降、買い物のオンライン化が一気に進む中で、宅配便の利用が増えている。

先日、ヤマト運輸からLineに「好きな時に非対面で受け取れる」というメッセージが届いた。最近、街中に増えている街の宅配便ロッカー「PUDO」を使えば、ドライバーとの接触をなくせるという。

非対面の受け取りには以下の3つのメリットがある。
■ドライバーの再配達削減
■受け取り場所が多様になることで、ユーザーの利便性が向上
■ドライバーと対面しなことで、プライバシーが守られる

宅配ボックスに荷物を取りにいくことで、人と会わずにスムーズに受け取れるため、コロナウイルスへの感染リスクが軽減される。

しかし、このヤマト運輸の非対面サービスにも、タッチパネルという課題が存在する。ロッカーで荷物を受け取る際に、私たちは誰かが触ったタッチパネルを操作しなければならないのだ。

今回のコロナ禍で、これまでの常識が崩れ始めた。この宅配ロッカーだけでなく、私たちが暮らす空間には、銀行のATMや券売機、デジタルサイネージなど不特定多数が触れるタッチパネルが数多く存在しているが、ユーザーがこの利用を嫌がるようになったのだ。

人や物との接触を極力減らしたいというニーズが高まる中、今後はタッチレス技術が注目され、普及していく可能性が高い。不特定多数が触ったタッチパネルには触れず、空中に浮かんで見えるボタンを操作する「空中ディスプレー」などを活用すれば、ウイルスの感染を防げるようになる。

例えば、アスカネットの「ASKA3Dプレート」を使えば、この問題を解決できそうだ。

ジェスチャーを認識するのセンサーとこの「ASKA3Dプレート」を組み合わせれば、タッチレスで画面の操作ができるようになる。

あるいは、既存のデジタルサイネージに殺菌技術を組み合わせるという手法もある。コロナ先進国の中国では、デジタルサイネージとサニタイザーを組み合わせた商品が販売されている。これを応用して、光触媒や紫外線を用いたウイルス不活性化のデジタルサイネージを作れば、ユーザーも安心してタッチパネルを操作できるようになる。

感染防止のためには、スピード感が重視される。そんな状況下では、既存のテクノロジーを組み合わせることが最も早道だ。ローコストのサービスを提供し、経済活動を復活させることが、IT企業の重要な役割になっている。