コロナで博物館のオンライン発信が充実

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博物館や美術館のオンラインアーカイブでは「Google Arts & Culture」が有名だ。大英博物館やニューヨーク近代美術館などの世界的な博物館や美術館のなかをGoogleストリートで歩いたり、コレクションを高精細に見ることができる。

コロナ禍によって休館を余儀なくされている国内の博物館も、独自の情報発信を始めている。

たとえば、東京・上野にある国立科学博物館では、4月24日から、自宅でも科学博物館を楽しめる「かはくVR」をスタートさせた。科学博物館の地球館と日本館のすべてをGoogleストリートビューのように歩き回ることができる。とても高精細な写真で撮影されており、見ていてとてもたのしい。

また、同博物館では、4月30日からはVR博物館「THE WILDLIFE MUSEUM 〜ヨシモトコレクションVR〜」を公開。バーチャルの3D空間上で24体の標本を見ることができる。

このような試みのなかでも、東京国立科学博物館がYoutubeに開設しているチャンネルで公開している動画、研究員が展示物について語る「オンラインギャラリーツアー」シリーズは白眉だ。手ブレは多く、録音状態も悪く、博物館のスタッフが手持ちの機材で撮影しているのだろうとの出来なのだが、それだけに、リアリティがある。わかりやすい解説というだけでなく、研究員の想いや愛情が伝わってくる動画になっている。高精細で高品質なGoogle Arts & Cultureとは、また異なる魅力に詰まっている。

3月3日公開された「おひなさまと日本の人形」の紹介動画。2月26日に展示が始まった特集なのだが、27日からの休館となり、たった1日しか公開されなかった。

コロナで不安にさいなまれる時期ではあるが、だからこそ心を落ち着かせるためにもこのような文化的なコンテンツに触れてみてはいかがだろうか。