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ウイズコロナ時代の働き方はどうなる?

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首都圏の緊急事態宣言もようやく明日25日に解除されそうだが、人々の意識はなかなか元に戻らない。三密状態を避け、ソーシャルディスタンスを保つことがこれからの当たり前になる。

コロナの第2波、第3波を今後起こさないために、企業も対策を練る必要が出てきた。ウイズ・コロナ時代の新しい働き方について考えることが、経営者の新たなタスクとして追加された。朝晩の通勤や社内での人との接触をどう減らすか?など社員の感染リスクについて、今後、経営者は真剣に考えなければならない。

それぞれの企業が新しい時代の働き方を模索している。コロナの第1波が終わっても、社員の感染リスクがゼロになるわけではない。ベンチャーやIT企業などテレワークを続ける会社もあるだろうが、テレワークをやめ、元に戻す選択をしなければならない会社の経営者は、様々な決断をしなければならない。

経営者が社員の働き方やオフィスの活用法を真剣に考え、生産性を高める方法を見つけなければ、優秀な社員ほどやめていく可能性が高い。テレワークという働き方はそれほど社員にとってインパクトのある働き方だったのだ。

3月以降、多くの企業でテレワークが実施され、通勤しなくとも働けると多くのビジネスパーソンが気づいてしまった。「通勤から解放されたい!」「会社へ行く頻度を減らしたい」と考える人が、今後増えるはずだ。

オフィスでの会議が生産性を下げていた事実に気づいたビジネスパーソンも多い。ZoomやSlackがあれば、会社に行かなくとも仕事はできるとベンチャー以外のビジネスパーソンも実感し、彼らはコロナが落ち着いても会社には行きたくないと筆者に話してくれた。

経営者サイドから見ても、無駄なコストが明らかになった。誰もいないオフィスを閉じたいという経営者の話をこの2ヶ月の間に何度も聞いた。オフィスの賃料や通勤定期代は、不要な経費だと彼らは認識した。実際、都心のオフィスを解約するベンチャー企業も増えている。今後は、フィジカルなオフィスとテレワークの両立を多くの企業が取り入れ入れてくるはずだ。都心にオフィスを集中させるのではなく、オフィスを社員の住まいの近くに分散する動きも出てくる。経営者は自社の生産性を高めるための新しい働き方を、社員と共に必死に考えている。

働き方が変わる中で、都心の不動産会社やオフィス機器会社も新しい働き方を提案しなければ、あっという間に負け組になってしまう。オフィスや会議室を密にしないために、ソーシャルディスタンスをチェックするソリューションなどの導入も始まるだろう。AIやIoTの活用もこのコロナ禍で確実に進んでいる。

今回のコロナ禍を機に、新しいビジネスが様々な分野で今後生まれるはずだ。自社の理想の働き方を示せば、理想と現実のギャップを埋めるサービスが必ず生まれる。提案する企業サイドもクライアントの課題を発見し、経営者を満足させるためにスピーディにサービスを提供しなければならない。

その際、未来のビジョンを示し、それをストーリーにして映像で語るべきだろう。時代が激変する中で、未来のビジョンを映像で示すことはとても強力で、そこから共感が生まれる。特に新しいテクノロジーはテキストで見せるよりも、映像で見せる方が圧倒的に伝わりやすい。

最後に筆者の好きなCMを紹介する。三協フロンティアのFLYING SPACEというコマーシャルだが、彼らは空飛ぶオフィスというビジョンを提示している。以前からこのCMを見るたびにワクワクしていたが、このコロナ時代により共感を覚えた。自宅のそばまでオフィスがきてくれれば、通勤からも解放されるし、混雑したエレベーターに乗る必要もない。こんなオフィスを作れば、優秀な人たちが集まり、強い会社が作れそうだ。ウイズ・コロナ時代の新しい働き方について相談するなら、ビジョンを示してくれる会社とやりたいのは私だけだろうか?