マイナポイントでの給付の道は?

IoT /

昨日(4月30日)成立した補正予算に伴う一律10万円の特別定額給付金。給付申請のためには、郵送された申請書に必要事項を記入し、提出することが求められるが、法案通過前に既に用紙が届けられ、本日にも給付金を個別に届ける自治体もあるようだ。ただ、そのように迅速に対応できる自治体は人口規模の小さい自治体に限られ、大規模自治体は、申請書の送付手続きにも相当の日数がかかるらしい。

給付金の申請用紙をみると、「マイナポータルでのオンライン申請も可能」とある。一瞬、マイナポイントで給付!?と思ったが、残念ながら本人確認をマイナポータル経由で行うだけのことであった。2度目、3度目の給付があるとしたら、マイナポイントの活用を期待したい。もっとも、マイナポイントはシェアすることがおそらくできないため(筆者推定)、「世帯主にまとめて支払うので、世帯構成員への配賦は世帯主にお任せ」という今回の給付方法とマッチしない。その辺で多少のひねりが必要のようだ。

さて、本日のテーマは、幅広い活用が期待できるマイナポイント活用のための準備である。マイナポイントを取得するためには、マイキーIDなるものを取得する必要がある。マイキーIDを取得するためには、スマホを用いて所定のサイトにアクセスするとよいのだが、対応しているスマホには機種制限があるため、筆者はICカードリーダーを用いて取得することとした。(経緯は本誌4月2日記事を参照)Microsoft IEを立ち上げ、ICカードリーダをセット。

ICカードリーダーを認識
発行完了!

ここまで、特に待たされることなく、スムーズに発行手続きは終了した。早速、取得したマイキーIDでマイキーIDのマネジメントサイトへアクセスしてみる。

マイキープラットフォームのトップページ:マイナポイントは準備中との説明

これでマイナポイントの取得準備は完了。ここまで、数分の作業であったが、マイナID取得のためには、スマホ機種制限、ICカードリーダ機種制限そしてブラウザ制限(IE11推奨)といったハードルがあるので要注意だ。ちなみにこの後、マイナポータルへのアクセスを試みた。ここでもちょっとしたハードルがある。

マイナポータル初期設定が画面

上図をご覧になっていただけるとお分かりの通り、なかなか初心者にとっては難解なアシスタンスだ。おそらくセキュリティ云々のため・・・お約束の言い訳が聞こえてくる。マイナンバーカードそのもの取得からマイナポータルへのアクセス、様々な困難を経て、ようやくマイナポイントの利用準備完了まで、 たどり着いた(まだ、ポイントの獲得と利用までの道のりがあるが)。筆者は決してITリテラシーが低いとも思えないのだが、はたして一般の市民がどれだけ自力でここまでたどり着けるだろうか。

マイナポータルトップページ:利用者名は設定しないと表示されないらしい

スマホにしても、カードリーダーにしても、使い慣れない人にとっては、それなりのハードルだ。ソーシャルディスタンス確保のために、IT機器、通信の活用がますます推進される反作用として、デジタルデバイドは今後ますます広がっていくことが懸念される。ユーザーに特段のスキル、労力を求めず、あるいは意識することなくオンラインサービスにアクセスできるようにすることを、IT事業者そしてエンジニアに望みたい。テレビのリモコンに「マイナポータル」ボタンがあってもいいではないか。