新型コロナウイルスで注目される空間統計データ

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新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請や、さらには7都府県を対象にした緊急事態宣言の発出を受け、各エリアでの人出がどのように変化したかについて、NTTドコモやソフトバンクグループのAgoopなど、各社がスマートフォンの位置情報を使った時間別の人口変動の解析結果を発表している。

NTTドコモとドコモ・インサイトマーケティングでは、同キャリアの携帯電話の位置情報を使った「モバイル空間統計」サービスを提供している。いまでは、これを使って7都府県の主要スポットの時間ごとの人口変動分析データを発表している。

NTTドコモ:緊急事態宣言前後における7都府県の人口変動分析(2020/4/12)

ソフトバンクグループのAgoopは、WalkCoinなどのアプリ利用者から提供された位置情報を使った統計データを発表している。NTTドコモのモバイル空間統計は、プライバシー保護のため、集計処理や秘匿処理を行うため、500メートルのメッシュなのに対し、Agoopは解像度の高い50mメッシュになっている。また、いま公開しているデータの一部には、その街に来ている人がどこから来たのか、居住地別のデータも出しており、興味深い。

Agoop:新型コロナウイルス拡散における人口変化の解析

新橋駅にいるひとの居住地がどこなのかを都外、都内、区内別にも出している、都外からの来訪が減少していることがわかる
新橋駅にいるひとの居住地がどこなのかを都外、都内、区内別にも出している、都外からの来訪が減少していることがわかる

どちらのデータも毎日更新されて発表されている。コロナの感染状況がどのように推移するかの参考になるうえ、次の商売を考えるうえでの参考にもなるのではないだろうか。

Agoopの柴山社長のツイート。緊急事態宣言のなか、混雑して話題になった戸越銀座だが、地元の人達の買い物ではないかとの指摘。