駅ピアノの次は「駅卓球」だ

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埼玉高速鉄道の浦和美園駅で、2月27日から29日までの期間限定にて「駅卓球」が設置されていた。卓球Tリーグに参加している「T.T彩たま」が運営する卓球教室 T.T彩たま卓球station浦和美園店が3月1日にオープンすることを記念しての駅展開だ。

浦和美園駅のコンコースには、埼玉スタジアム2002で試合がある日には店が並ぶほか、順天堂大学病院のオープンに向けての個人向け移動サービスとして電動キックボードのWINDと電動車椅子のWHILLのステーションが設置され、さらには地元の有志によってメンテナンスされている駅ピアノと、所狭しと様々な試みが並んでいるのだが、今度は卓球である。沿線開拓にはMaaS的な取り組みは欠かせないし、駅ピアノは国内でいくつもの事例があるため、これを設置する行動力に驚きはするものの、突飛ではない。しかし、卓球は少し斜め上だった。

温泉卓球というものが存在するように、卓球は初心者にも極めて敷居が低い。着替える必要もない。駅を利用する際に、ちょっと時間があったときに遊んで行こうかと、誰でも思うことができる数少ないスポーツだ。ちょっとした時間つぶしに誰もが遊ぶことができるというのは、駅にとても適したスポーツだ。ここから、卓球のことを思い出し、卓球教室に通ってみようかと思う人は、浦和美園駅の利用客からそこそこの数が出てくるのではないだろうか。まだまだ、ロケーションの活用方法にはアイデアの出しようが思わされる事例だ。

ただ、卓球台をおきっぱなしなだけなのが惜しい。これだと2人以上いないと、どうしようもないのだ。駅ピアノは1人でも誰でもできる。しかし、卓球は物理的に不可能なのだ。選手とラリーできるイベントを作るなど、もうひと工夫を行うことでおもしろくできそうだ。

GASKETとしては、オムロンの卓球ロボットをぜひ設置してもらいたい。卓球ロボットはオムロンの「フォルフェウス技術」によって実現されている。AIセンシングとメカトロニクスの塊のようなものだ。ここ数年はCESではおなじみの展示となっていて、年々そのレベルが上っている。

ラケットやスリッパのほか、時節柄、アルコールスプレーなど消毒グッズが準備されていた。
ラケットやスリッパのほか、時節柄、アルコールスプレーなど消毒グッズが準備されていた。
かなりの頻度でひかれている駅ピアノ。地元の有志によってメンテナンスされている。
かなりの頻度でひかれている駅ピアノ。地元の有志によってメンテナンスされている。
電動キックボードのWIND。コンコース内にステーションがある。
電動キックボードのWIND。コンコース内にステーションがある。
電動車椅子のWHILL。浦和美園駅近くに順天堂大学病院が建設されることになっており、そこまでの移動手段として期待されている。
電動車椅子のWHILL。浦和美園駅近くに順天堂大学病院が建設されることになっており、そこまでの移動手段として期待されている。