セキュリティカメラのアイディア

AI/IoT /

先日、飲食店に打ち合わせに伺った。東京近郊の味も雰囲気も素敵なビストロである。打ち合わせ後の雑談の中で、このお店が最近空き巣に入られたという話になった。これがきっかけとなってビジネスのアイディアが浮かんだ。

空き巣は深夜に裏口から侵入したとのことだ。最近の多くのお店がそうであるように、夜間の店内には現金はあまりなく、被害にあったのは釣り銭程度の金額だったのは不幸中の幸いだったとのこと。そんな話の中で、オーナーから、警備会社と契約するには個店にとっては小さくない金額が必要で、誤報も含めて急行してもらった場合の費用もかかってしまうのでなかなか導入しにくいとのことだ。さらにオーナーは、威嚇装置として機能するとか、異常を検知したら自分のスマホに連絡が届くとか、それでもとりあえず十分なんだけどなあと話してくれた。

お店の状況とニーズのひとつを聞くことができたので、これのサービス化を考えてみる。まずはコスト感だが月額5000円以下というイメージだ。3000円くらいだとオーナーの心理的な負担は少ないようだ。要件としては必ずしもカメラが必要とは限らないし、エッジAIを使う理由もあまり多くない。シンプルな人感センサーを利用して、異常を検知した場合にオーナーのスマホに連絡する。自動で電話をかけてもいいがその仕組み意外に費用がかかってしまう。そこでLINEを使うことを考えた。LINEであれば通話機能を使って、店内にいる窃盗犯に直接「誰だ!何をしてる!」と威嚇することができる。もちらんこれらにカメラを組み合わせたり、防犯カメラ的に録画をしておくことも可能だがそれはオプションだ。仮にカメラを使うとしても、ライブストリーミングできる安価な既存カメラシステムを使えばよく、これらをうまくスマホアプリに統合してもいい。

サービス提供側から見ると、これを実現するためのハードウエアとソフトウエアの製造開発コストはかなり安い。ベースになるものがあればハードウエアは5万円程度で提供可能だろう。だが5万の初期投資はこうしたした飲食店ではハードルが高い。そこで安心料としてのサブスクモデルが検討できる。

「警備会社のサービスが既にあるから無理」と先入観を持たないことだ。ニーズや要件が明確であっても、当然マーケットには「幅」がある。金額なり精度なり範囲などだ。例えば喫茶店という商売にもものすごく幅がある。ラーメンも同様だ。すでにマーケットが成立しているすぐ隣には、拡大余地や類似のマーケットがあることが多い。

件の飲食店では、元々全く別の内容でのお仕事になるのだが、ヒアリングと想像力次第で別の可能性やヒントが見えることも多いミーティングだった。