初めて乗った都電荒川線のサイネージを見る

Digital Signage /

都電に初めて乗る機会があった。筆者のように都電を体験していない人も少なくはないと思うので記事にしておく。

都電は1両で運転されているワンマンカーである。運転席は前後にあるが、走行方向に応じて運転席が変わる。ディスプレイはこの運転席の背中部分に設置されている。ディスプレイ構成はユニークで、4:3のディスプレイが左右に2面、一つの筐体に収容されている。左が運行情報で、右が広告である。

右画面は動画と静止画が再生できるが、素材が切り替わるタイミングで黒味が入る。これは再生プレイヤーのスペックが不足しているためにこういう処理を入れている。黒味が入るからといって特段不都合があるとは思わない。むしろ広告が切り替わったことがわかってメリットといってもいいくらいだ。最近の大部分のデジタルサイネージがそうであるように、連続してシームレスに再生されることによって、各素材のはじめと終わりがわからないよりはむしろメリハリが効いているとさえ思う。

これは広告素材と再生がデジタル化されたことで、アナログ時代の「捨てカット」や「ノンモン(non-modulate、無音)」という、のりしろを必要としなくなったために起きてしまっている現象だ。

ハードウエアの構成がわからないが、恐らく再生プレイヤーは左右のディスプレイそれぞれに対して2台あるのだろう。前後で4台かどうかは一覧性がないので同期確認ができないのでわからない。

印象としてはバスサイネージにとても近いものを感じる。しかし都電は位置情報には連動していない。駅単位の広告ニーズまではないのだろう。