radikoから10年、「ラジオ365データ」が4月からサービス提供

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ビデオリサーチによるラジオの聴取データが、2020年の4月から従来の紙による1週間年6回の計測から、インターネットパネルによる毎日計測「ラジオ365データ」一気に進化する。

ラジオ365データは昨日3月18日に発表されたもので、ちょうどこの日に筆者は首都圏のあるラジオ局でミーティングをしていた。この日にアナウンスされるところまでは知らなかったので、その際に従来のラジオの聴取データは調査手法が時代にマッチしておらず、ラジオ局はビジネス上で大きな機会損失をしているという話をしたところだった。ラジオ局側も最近は減ってきたが、この聴取率計測期間をスペシャルウイークと称して、通常とは異なるプレゼント企画やゲストを投入するという特別対応をしてきた。

ラジオ局のロゴっぽいデザインにしたのは狙いなのだろうか

スマートフォンとradikoによって、ラジオは言われているほど悪くはなく、底は確実に打ったと感じている。しかしそれは所詮は定性的な感覚でしか無く、きちんとしたアクチャルデータを誰も示せていなかった。

従来調査と比較すればその精度は格段に良くなるだろう。それは言うまでもなくradikoという武器があるからだ。radiko部分は完全なるアクチャルデータの取得が可能である。もちろんradiko以外で聴いている場面もまだまだ相当数あるので、トップの図のような方法で一定の係数を掛けて補完をする必要がある。

全部がradikoになれば楽なのだが、ラジオ(局)が電波を捨てて、ネットだけに特化するということには日本ではかなり抵抗がある。その理由の一つに「災害時に電波が有効」という話があるが、ケータイキャリアと比較してラジオ局の設備や施設の基盤がどれほど盤石なのか、と言う議論をGASKETでするつもりはない。

radikoがネット配信を初めて10年が経過しているが、テレビはサイマル配信ですら未だに議論の途上である。