熾烈になってきたJUST WALK OUT競争

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Amazon goが変えたショッピング体験が、いよいよここ日本でも現実になってきた。無人決済店舗を手掛けるTOUCH TO GOは、今月23日(月)JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」構内に、無人AI決済店舗の第1号店となる「TOUCH TO GO」を開業する。

JR東日本のプレスリリースより

新駅開業のタイミングで、この店舗がオープンしていないのは?だが、以前JR赤羽駅で実証実験を行なっていたプロジェクトが、来週からいよいよ本格的にスタートする。

TOUCH TO GOは、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗で、カメラなどの情報から入店した顧客と手に取った商品をリアルタイムに認識して、決済エリアに顧客が立つとタッチパネルに商品と購入金額を表示する。顧客は、商品を持ったら、出口でタッチパネルの表示内容を確認して支払いをするだけで、ショッピングを終えられる。

このTOUCH TO GOには、以下の4つの特徴がある。
1、商品スキャンが不要
2、対面無人で商品の識別と決済が可能
3、顧客対応は遠隔コールセンターにて一括対応
4、既存設備に変更なしで導入可能

今後、同社は人手不足に悩む、ガソリンスタンドやCVSにこの仕組みを提案していくとのことだ。

CVS大手のローソンも新たな動きを見せている。2020年5月25日まで富士通新川崎テクノロジースクエアで、レジ無し店舗の実証実験を行っている。このシステムを動かしているのが、VCOGNITION TECHNOLOGIESのZippinだ。

Zippinは、無人型店舗における自動決済に必要なカメラ・センサー等のハードウェアと、商品や客を認識するためのAIソフトウェア、および決済や在庫管理との連携機能をパッケージで提供しているアメリカのスタートアップで、NTTドコモ・ベンチャーズも出資している。

Zippinのソリューションでは、商品や顧客を検知するためのエッジAIカメラと、商品が手にとられたことを検出する商品センサとを組み合わせている。さらにAIでの認識処理を最適化することで、初期導入コストを抑えることが可能だ。

一方、amazonもこの分野で新しい動きを加速している。3月9日、「Just Walk Out」と呼ばれる店舗技術を販売すると発表した。この技術はカメラ、センサー、コンピュータービジョン、AIを使い、顧客が支払いの列に並ぶことなく、そのまま店を出られる。3月にはニューアーク・リバティー国際空港ターミナルCで使えるようになるとEngagetが報道している。

Amazon Goのシステムが外販されることで、顧客の買い物時間はますます短縮される。顧客の待ち時間という苦痛を取り除くサービスが熾烈を帯びてきた。Amazon Goの外販で、シアトルに行かずに日本でも本物のAmazon Goを体験できそうだ。