イスラエルのWalk Out社が変える買い物体験

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amazon goは店舗からレジをなくすことで、顧客のレジ待ちというストレスをなくしたが、この手法は既存店舗には使えない。レジ待ちを解消する方法はハンディスキャナーを用いる方法が一般化しつつある。

以前紹介したエストニアのPartner ekspressやイオンリテールの取り組みがこれに当たる。イオンリテールは今年の3月から、レジに並ばずに買い物できる新サービス「どこでもレジ レジゴー」を本格展開する。顧客は、店舗専用のスマートフォンで商品のバーコードをスキャンし、専用レジの2次元バーコードを読み取り、買い物データを連携し、最後に支払い方法を選択する。

しかし、この方法だと顧客にはスキャンする手間が残る。そこで、WalkOut社は、買い物カートをデジタル化することで、顧客のストレス軽減を目指した。デジタルカートに備え付けらたカメラが挿入/削除されたすべてのアイテムをリアルタイムですべて認識する。このデモ動画を見れば、同社のデジタルカートを即座に理解できる。

WalkOut社はイスラエルの企業で、この”AUTONOMOUS CHECKOUT”で、買い物体験を変えようとしている。小売店はカートに取り付けられたディスプレイを通じて、パーソナルなプロモーションを行える。顧客がカートに入れた商品の関連商品やセール情報を表示することで、アップセルも可能になるのだ。

センサーやカメラなど膨大な投資が必要なamazon goに比べ、このデジタルカートはローコストでの導入が可能で、マーケティング的にも価値がある。WalkOutのこのデジタルカートを採用することで、小売店は適切な商品を適切なタイミングで提供することができるようになる。

顧客体験の向上が小売店に求められる中、様々なソリューションが提案されている。既存のアイデアとアイデアを組み合わせることでイノベーションを起こせることを今回このWalkOutのデジタルカートから学べた。まだまだ私たちにやれることはたくさんありそうだ。

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