関門海峡上空で思い込みの恐ろしさを思い出した

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先日の出張では福岡まで飛行機で移動をした。久しぶりに左側の窓側席だったので、1時間半ほどのフライトの間ずっと景色を眺めていたら、筆者が10年くらい前に初めて気がついた思い込みのことを思い出した。

日本列島の配置を考えると、本州と九州の位置関係は本州が東で九州が西、というのは小学生でもそう思うのではないだろうか。これは間違いではないのだが、大事なことを見落としている。

10年ほど前に陸路で本州から九州に渡ったことがある。関門海峡大橋を渡ったのである。時刻は夕方で、夕日が沈もうとしている頃だ。このときに夕日が進行方向に対して後ろにあることに気がついた。本州から九州の移動というのは、常識として東から西への移動のはずである。また、太陽は東から出て西に沈む。にもかかわらず、いま太陽は後ろ、すなわち東に沈もうとしているではないか。このとき一瞬、自分はひょっとして関門海峡を逆走してるのではないかと本気で焦った。

地図を見て驚いた。関門海峡付近では、本州が西で九州が東になっているのだ。全く知らなかった。と同時に自分の無知や、常識や、思い込みがいかに危険であるのかを痛感した。

上空から見ると関門海峡大橋や北九州空港がよくわかる。

自分の間違った常識に気がつくとことができたのは、たまたま陸路で移動していたこと、夕日が沈む時間だったからわかったことで、これが昼間や雨の日、夜では気がつくことはなかったはずだ。このとき以降、視点や時間を変えたりしながら物事を考えるようにしている。