原宿の商業施設シースルービジョンに北斎が描いた「富嶽三十六景」デジタル浮世絵作品

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2019年12月30日~2020年1月26日までの約1ヶ月間、明治神宮前に位置する商業施設「jing(ジング)」のシースルービジョンに、ネイキッドが演出する、葛飾北斎が描いた「富嶽三十六景」のデジタル浮世絵作品『360° Around Mt. Fuji 〜NAKED meets 北斎〜』がパブリックアートとして公開されたので紹介する。

デジタル化された北斎の作品は、先にNTT東日本ICCギャラリーで開催中の「Digital×北斎【序章】」展示イベント記事でも紹介したが、このパブリックアートも山梨県立博物館所蔵の「富嶽三十六景」をアルステクネ・イノベーションが独自技術DTIPにより超高精細に再現したリマスターデータを用いている。
室内でゆっくり視聴したい作品であり、また原宿で北斎アートが受け入れられるのか疑問に思っていたが、訪日外国人が立止り写真撮影していた。信号待ちの自動車からも眺められる環境だ。
なお、ネイキッドPR事務局によると「ビジョンが明治神宮の前という立地、放映開始が年末年始のお正月の時節であったことも踏まえ、日本の伝統文化をパブリックアートにしたいと考えた。原宿という世界的に有名なポップな都市に、北斎のアートが登場する、伝統と革新のギャップも面白いと考えた。」作品とのことだ。

このシースルービジョンは常設で、7mmピッチの透過性薄膜LEDモデル。商業施設「jing」イベントスペースへ環境光を取り組むことも可能だ。

サニーサイドアップと電通による共同事業として運用する商業施設「神宮前6丁目プロジェクト」の正式名称を「jing(ジング)」といい、「Japan(日本)」と「~ing(現在進行系)」を組み合わせた言葉だそうだ。この「jing」は店舗(物販・飲食)、イベントスペース、ショールーム用途の建物であり、筆者が訪問した日は空きスペースであったが、オリンピック・パラリンピックで世界の注目が日本に集まるタイミングで、イベントやポップアップストアが激戦になることだろう。