JRの車内トレーニング&メディテーションアプリはいい感じ

AI/Digital Signage/IoT/Media /

JR東日本の電車専用トレーニングアプリ‘TRAIN’ingを早速試してみた。これは電車の中をフィットネスやセルフメディテーション空間にしてくれるアプリである。

今のところiOS版だけが提供されている。起動するとチェックインが求められる。これはBLEビーコンなのか何を検出しているのかわからないが、山手線の駅でないとチェックインできないようになっている。さらに山手線の新型E235のみで利用できる。駅でチェックインすると乗車駅と下車駅を選ぶ。

初期画面
乗車駅設定
下車駅設定

続いて行いたいメニューを選択する。フィットネスメニューとメディテーションメニューがある。ここで気がつくのだが、このアプリはヘッドホンで音を聞きながら利用しないと成立しない。画面UIも、フォットネスメニューもすべてナレーションと音楽があるのだ。よく考えれば当たり前なのだが、最初はそれに気が付かない。初日はヘッドホンを持っていなかったので音無しで想像しながらの体験となってしまった。なお、スマホの中の自分の好きな音楽を聞きながらというわけには行かない。

メニュー選択。UIは慣れるまでは正直わかりにくい。
トレーニング内容の説明画面。バックグランドでナレーションによる説明がある。
こちらはメディテーション。このときのメニューは深い深い深呼吸をするもの。バックグランドではいわゆるヒーリング系のBGMが流れる。
到着駅では終了メニューが表示
駅の数に応じたバッジがもらえる。フィットネスとメディテーションは別になっているようだ。

GASKETが実際に使ったみた感想は「案外いい」と感じた。フィットネスメニューでは立っている場合、吊り革につかまっている場合、座っている場合の3つの状況と乗車時間に応じたメニューが作成される。リリースによると社内混雑状況もわかっているので、そこも考慮したメニューになっているとのことだ。満員電車ではつま先立ちみたいなものが中心ということだろうし、空いていればストレッチ的なメニューも加わってくる。

山手線の平均時間は15分程度であることと、一日中混んでいる。こうした状況でSNSチェックもいいのだが、じっくり本を読むみたいな時間ではない。そこで10分だけストレッチするとか、10分だけ心地よい音楽でリラックスするというのは「案外いい」のである。これはちょっとしたゆとりを持つ時間だったり、気分転換する時間だったりとしてはとてもいい体験を提供してくれるのには驚いた。

ここで体力を付けるとかそういう話ではまったくなく、やはり短い単位の時間での気分転換のためのツールであると感じた。山手線以外の移動の場合はちょっと違うかもしれない。つまり八王子に帰宅するために御茶ノ水から乗車した瞬間に、すでにモードが切り替わっているのでこういうツールの世話になならなくていいのだ。仕事中の移動で品川から渋谷まで乗車するといった時には、強制的にスイッチを切り替えたり、リセットしたりという効果が「案外いい」。

バッジを貯めるみたいなことがモチベーション維持につながるかというのは不明だ。それよりも傍から見て「この人もやってる」感をアプリ上ではなくリアルに可視化できる要素を組み込むのが正解だと感じだ。車内のサイネージもちょっと組み合わせて「いま何人がやってますみたいなことだと思った。そしてこれならスポンサーが付くだろうと確信した。理由は音があるからだ。こういうものは記事を読んでも全然伝わらないので、是非体験してみて欲しい。

JR東日本のリースリリース