【渋谷PARCO】Vol.04 スマホアプリ化して欲しいJINSのバーチャル試着「MEGANE ON MEGANE」

AI/Digital Signage/IoT /

渋谷PARCO 5Fの眼鏡店JINSのバーチャル試着「MEGANE ON MEGANE」がとてもよい。こうしたバーチャルフィッテングはいろいろ試したが、最も便利で自然なのである。

使い方はシンプルだ。カメラが付いたサイネージディスプレイ前にメガネを掛けた状態で立つ。この状態で顔認識される。次に試したいメガネを所定の場所に置く。メガネにはQRコードのシールが付いていて、システムがこれを読み込む。するとディスプレイ上に試したいメガネがきちんと合成される。自分の元々のメガネは掛けたままで、である。

初期画面。ディスプレイ上部にカメラがある。
試したい商品のQRコードを読み込む
違和感なく合成される
別のメガネの場合

3次元合成なので横を向いてもきちんと合成される。レンズ部分もちゃんと処理されているところには注目してもらいたい。何が便利かと言うと、こうして店頭でメガネを試す場合に、度数が高い人は鏡に写った自分の姿がぼやけてはっきり見えないのだが、この場合には自分のメガネをかけたままで試せるのではっきり見える。これは決定的なメリットだと思う。

あえて難点を上げるとすれば、画像の解像度が低いことだろうか。使っているディスプレイが50インチくらいで、鏡と同じように顔が実物大で表示される。これは鏡っぽいのでとても良いのだが、使っているカメラの解像度が高くないので50インチで見るとちょっと眠たい絵になっている。これはシステムをハイスペックな環境に変更すれば解決できるはずだ。逆にスマホの方が画面は小さくなるがはっきり見えるように思う。いまはみんなスマホでの自撮り慣れしているだろうから、スマホアプリ化した方が受けると思う。

スマホであれば、試着から購入までを全部店頭以外の場所で完結できる。検眼なしで販売すると色々問題があるのかもしれないが、フッティングはいつでも店舗に来てくださいで問題ないような気がする。

また、どれくらい似合っているかの「スコア」も表示されるが、これは本当に買おうとしている場合で、店頭に一人で来た場合や、店頭以外で使う場合には結構影響力がありそうな気がした。サブスクまでは行かないが、15,000円で1年間3本まで使えるようなチケットを販売するとか、それをギフト券にするとか、度なしの伊達メガネを促進するとか、このフィッティング環境はこれから伸びしろがあるように思う。これはメガネの買い方のデフォルトになる可能性がある。

なおカメラ利用に関してのプライバシーやセキュリティに関しての説明はこにもなかった点は気になった。

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