【InterBEE2019】Vol.09 InterBEEでAIはどう扱われたのか

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InterBEEではAIの放送や映像領域での利用はどのように扱われたのか。放送以外では特に画像認識が急速に実用化が進んでいるのに対して、放送領域ではあまり進んでいないように感じた。そんな中にあっても、今後のビジネスのヒントになる部分を書き出しておきたい。

ブース展示でのAIのデモは数社しかなかった。それらは要するに顔認識を利用するもの。認識した結果として一般人にモザイクをかけるとか、抽出したエリアを編集で活用するものである。

一般人を抽出してモザイクをかける
上の写真から顔を抽出したところ
「リアクションワイプ」というバラエティ番組でよく使う手法のため

他には音声の文字起こし的なものと、テロップの抽出などである。IBC2019のセッションでは、GASKETではこちらで記事化したとおり、AIの活用領域として指摘されたものは以下のものがある。

AIや機械学習による現在のM&Eのオートメーション(自動化)の実現状況
・コンテンツの検出と識別
・メタデータ精度の強化
・異常検出
・広告の検出と挿入
・要約とハイライトの生成
・サムネイルの選択と生成
などで利用が始まっていて、上位のものほど浸透している傾向がある。特にメタデータの生成に関しては、まだ正確さに欠ける部分もあるが、映画などの出演者検出のような限定的な用途であれば実用レベルに達し始めている。

今後のM&Eのオートメーション(自動化)
・コンテンツのパーソナライズ
・ストーリー分析
・コンテンツ生成と差し替え
・感情分析
・格付け
・類似性検索と盗作検出
・インタラクティブな映画
・リアルタイム(動的)なコンテンツの分類

この中でいくつか絞り込み、または結び付けによって実現できる領域があることがわかっている。そこは事業化を推進していきたい。

またセッションではスポンサーセッションではあるが、Spectee代表取締役CEOの村上建治郎氏によるセミナー「AIと放送の未来 ~ AIを活用した様々放送事例とSpecteeが見据える未来の放送のカタチ」が開催された。GASKETは残念ながら時間が合わず聴講することはできなかった。RBB TODAYに詳細記事が掲載されている。

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