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海が見えるサウナで一物三価について考えた

AI /

温泉、健康ランド、スーパー銭湯は気持ちがいい。筆者は10年ほど前から体調管理にサウナをよく利用している。90度くらいのドライサウナに12分、これを1回で4から8セット。時間や体調によって回数は変えている。これで一回に1リットルから2リットルの汗を流す。水やお茶を補給しながらなので体重的には殆ど変わらない状態で上る。

もうちょっとサウナ、スパの話を続ける。筆者のお気に入りは観音崎の京急ホテルに併設されているSPASSOという施設である。写真を見ていただくとわかるとおり、海一望の露天風呂がある。

SPASSOオフィシャルページより 

ここからは浦賀水道をゆっくりと行き交うたくさんの船、巨大なコンテナ船、タンカーから釣り船、クルーザーなどが見られる。こう書くとのんびりしているのだが日本でも有数の海洋交通に要衝である。リアルタイムの船舶の位置はここでわかる。上空には、風向きによるが羽田を離発着する飛行機も見られる。こちらもリアルタイムの位置がわかる。こうしたロケーションで風呂に入れるのは最高に気持ちがいい。

香港からのキャセイ航空548便が見える

前置きが長くなったが、本題はここから。筆者のSPSSO歴は10年を優に超えている。平日は1100円で入れる日が多いが、土日祝日はなんと1900円。すぐ近くにある普通のスーパー銭湯は1280円なので突出して高い。もっともこの価格によって混雑することはなく維持されているので仕方がない。

Webサイトをよく見ると公式サイトには割引チケットが公開されている。

休日が200円引きで、筆者はいままではこれを利用していた。二人で行くと400円なので、まあ風呂上がりのビール一杯弱ということだ。この割引はアソビューというサービスで、事前にオンラインで購入する必要がある。

ところが最近、アソビューの200円引きの倍額になる400円引きのクーポンが普通に存在していることを知った。「ニフティ温泉」である。ニフティ温泉の存在は公式サイトには記載がない。

このクーポンはスマホ画面かプリントアウトしたものをフロントで見せるだけ。特にコンバージョンを計測するための作業は何もしない。もしかすると金額だけで判断できるのかもしれないが、あまりそんなことをやっているとは思っていない。ニフティのクーポンのもう一つのメリットは、京急のポイントカードが使えること。アソビューではこれが使えないのだ。京急のポイントカードは他の多くの流通系ポイントカードと同じく、100円につき1ポイントで、1ポイントは1円である。1%の割引相当なので大したことはないが、スーパーマーケットユニオンなどでの買い物などで日常的に使うのであれば無視できない金額が知らないうちに貯まる。今回のように休日にSPASSOに2人で行くと3000円の支払いなので、30円貯まったわけだ。

筆者はSPASSO歴10年と言ったが、ニフティ温泉に400円引きクーポンがあるのを知ったのはつい先日のことだ。それまでに10回以上はアソビュークーポンを使っているので二人で4000円は機会損失をしたというということになる。

これをリテラシーのせいだというのは簡単だ。実際にそうだと思う。ニフティ温泉は逃げも隠れもしていない。繰り返すがニフティ温泉の存在、リンクは公式サイトにはない。ニフティは他にはない割引を提供しているので、ユーザー的に言えば良いサービスだ、と言うことになる。これがニフティの差別化だ。

・公式サイト        定価販売
・公式サイトからのリンク  200円引き
・ニフティ温泉       400円引き
の一物三価ということになっている。世の中には一物多価というのは決して珍しい話ではない。リテラシーと言うか情報収集力の高さによって400円安く買える人と、200円の人、定価の人の差がでる。その利用比率は一定のものだろうから、そこも含めた割引額の設定、告知の有無などを決めているのだろう。SPASSOがここにAIを利用しているとは思えないが、航空券やホテルはそれが徹底されている。

そんなことをサウナの中で汗を流しながらぼんやり考えていた。