【InterBEE2019】Vol.03 InterBEEはこっそりとその名前の意味を変えている

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InterBEEがいよいよ来週に迫っている。ところで、InterBEEというのはどういう意味なのかご存知だろうか。実は案外知られていなくて、「InterBEEはインタービー」ということになっている。それでブランディングができているので全く問題ないのだが、実は2017年からこっそりと、ひっそりと、その意味を変えているのをご存知だろうか。

さて何がどう変わったのか。InterBEEは、2016年までは「International Broadcast Equipment Exhibition」、つまり国際放送機器展であり、その頭文字を取ってInterBEEだったのだ。下の写真は2016年のレビュー紙の表紙だ。因みにこのレビューはとてもよくできていて、読み物としても素晴らしい内容だ。2011年分からダウンロードできるのでぜひご覧いただきたい。

2016年のレビューの表紙
拡大して横にしてみた。

ところが下の2017年のレビューを見ると、「Broadmedia & Entertainment」に変わっている。「Broadcast」ではなく「Broadmedia」に変わり、「Equipment」と「Exhibition」は「Entertainment」に変わった。つまり、放送だけの機器展ではなくなり、放送も配信も含んだ映像メディアと、映像エンターテインメントの総合イベントに拡大発展をしているのである。

Broadmedia & Entertainment

これほ変化はとても重要な意味を持っている。InterBEEは日本の放送の発展とともに、1965年に初めて「放送機器展(当時の名称)」が開催されて、今年で54年、54回目の開催という長い歴史がある。放送がInterBEEを育て、InterBEEが放送を牽引したと言っていい。しかし、言うまでもなく放送は変わりつつある、変わらなければならない。InterBEEには新しい放送を牽引する使命があるのだ。

そこで2017年から「Broadcast & Entertainment」にひっそりと、しかし確実に舵を切ったのだ。「Broadcast」が消えたのは放送だけじゃダメだということ、「Equipment」が消えたのはハードウエアだけではダメだということ、「Exhibition」が消えたのは展示会だけではダメだということなのだ。そしてこのことはあまり大々的にアナウンスされていない。大々的どころか公式には全くアナウンスはない。

ここには主催者と関係者の想いと決意が、InterBEEに込められているのである。

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