【渋谷PARCO】Vol.03 フロアガイドのタッチパネルサイネージには首を傾げた

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渋谷PARCOの館内にはタッチパネルによるフロアガイドがいろいろな場所に設置されている。サイズは小型のもので、15インチくらいだろうか。設置場所はエスカレータ周りや、インフォメーションセンターにも設置してあった。

画面のレイアウトデザインは下記のとおりだ。さてこれをはじめて見たあなたは、最初にどこをタッチするだろう。


「Touch」と書いてあるピクトグラムがあり、ボタンに見えるエリアが一番大きい左の部分を触るのではないだろうか。そうではないのである。ここはボタンではないのである。どうやらこれは「この端末はマルチリンガル端末であり、タッチまたは音声で操作ができますよ」という「説明部分」なのである。「あ、A、文」という吹き出しのデザインの意味は多言語を表しているようだ。「あ」は日本語対応であることを五十音の一番最初の音で表していて、「A」は英語対応であることを一番最初の音で表しているように思うのだが、だとすると「文」は中国語なのか未だにわかっていない。韓国語とタイ語にも対応しているようなのだが、それらはどこに行ってしまったのだろうか。

7つある四角いボタンに見える部分のレイアウトも不思議だ。なぜ左の部分は上部が若干下がっているのだろう。これはボタンではないということだからだろうか。とにかく非常にもやもやするトップ画面である。よーく見ると左部分の視覚には影がないが、右の6つの四角には影がついているので区別はされているが、これは絶対に気が付かない。

左部分がタッチできないことがわかったので、GASKETとしてはここで諦めることなく、挑戦を続けてみたい。レストラン&カフェを選択してみよう。

この段階で表示される「どちらをお探しですか?」という意味不明の問いかけとともに、6店舗と思われるリストが表示される。全てモノクロだ。これは飲食店を探している状況なのだが、このモノクロ画面からは残念ながら全く食欲がわかない。一切わかない。そもそも初見ではこれら6つの店で何が食べられるのか全然わからない。ここはどう考えても店舗のロゴと料理写真を出すのが鉄則ではないだろうか。あえてこうしたモノクロ画面にする意味メリットが何かあるだろうか。どう見てもデザイン先行でしか無い気がする。このデザインは館内のサインと同じものなので、その点ではデザインはトータルで統一化されている。しかし何度も繰り返すが、食事をしようという気分が失せるほどここでは適していない。さらに、ここで話しかけろと言われても何を話せばいいのか見当もつかない。

GASKETはめげることなく、左上の店舗を選択してみた。カフェと書いてあるが、このUFOみたいな絵を見てカフェを連想することは全くできない。タッチして現れたのが下の写真。相変わらずのモノクロ画面。ここで思考が停止した。

この状態から左下の言語切替ボタンから韓国語をタッチしてみると、言語も切り替わるが画面もトップ画面に戻ってしまう。つまり言語切替をしているのではなく、プログラムを変えているのだ。細かい部分だが、設計の考え方がここでわかる。

因みに翻訳エンジンはGoogleとなっている。店舗案内をGoogleにさせてしまっていいものなのか、とても気になる。これは現場では気が付かなかった部分なので、たとえば英語などでどれくらい違和感がないものなのか、改めて確認してここに追記報告したいと思う。

一番下にもボタンがある。ボタンが小さいのでここから入る人はまずいないと思う。またトップ画面をもう一度見ていただくとわかると思うが、上の6項目と、下の「ショップカテゴリ」の違いは見ただけではまったくわからない。

仮にこの端末でログを取っていたとしても、一番最初に左側部分をタッチしてしまうことはログには一切出てこない。指紋でも採取しないと無理だろう。

こうしたタッチパネルによる案内端末は、普及が進んでいるにも関わらず、一向に進化していないのが不思議である。UIテストでどうしてこれが通過してきたのか本当に不思議である。

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