ITセミナーに参加して思ったこと

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あるIT関連のセミナーに参加する機会があった。複数のセミナーがメニューとして用意されており、その中で特別講演として30分ほどの講演のまとめとして示されたのがこちらである。講演テーマは「AI革命と地域連携の未来社会」である。

100年に一度の大変革の認識
・早急なデジタル人材育成に力点
・組織リーダーシップ(ガバナンス)の再構築
・人生100歳時代のシルバー市場誕生
・デジタル時代の”攻めの経営”シフト
・”AI革命””スピード決断”の確立
・3つの課題:人材、技術、資金<AI+5G導入

参加者は160名くらいで、半分くらいが自治体関係者だ。首長クラスも10名以上参加している。必然的に年齢も高く、平均年齢は50歳くらいだろうか。服装は全員ダークなスーツがジャケットだ。よくあるIT系のイベントとは全く違う光景である。

100年に一度の大変革の認識

そうだと思う。その認識を持とうという指摘である。ということはそういう指摘をしないといけない現実を表している。

早急なデジタル人材育成に力点

デジタル人材は育成しないと存在していないのだろうか。そんなことはない。むしろデジタル人材を理解するマネージメント側の育成に力点を置くべきだ。

組織リーダーシップ(ガバナンス)の再構築

権限移譲をするべきだという指摘。これはあちこちで問題になっていることだし、今に始まったことではない。

“AI革命””スピード決断”の確立

スピード感を持って事に応るということ。これも別にAIやデジタルとは無関係に必要なこと。

人生100歳時代のシルバー市場誕生

そのとおりなのだが、人生120歳時代にはならないわけで、これは目先の話である。

デジタル時代の”攻めの経営”シフト

デジタル時代だとなぜ「攻め」が必要なのだろう。異分子であるデジタルに対して「守り」に入っている指摘だろう。

3つの課題:人材、技術、資金 < AI+5G導入

AIや5Gを導入するためには人材と技術と資金が必要という考えに対して、それは逆で人材と技術と資金がないからAIと5Gを導入するのだという話。

こうした一連の指摘が変だということではなく、こうした指摘をしないといけない現実があることを会場で強く感じたのだ。AIやデジタルに対してどうすることもできない層が会場に詰めかけて、それに対してイロハのイという講演をせざるを得ない状況。指摘が真っ当であればあるほどに、重たい気持ちになる講演だった。