思い込みの怖さを香港で知った

Digital Signage/IoT/Media /

香港に来ている。香港の滞在はわずか一泊だが、少なくとも筆者が訪れた時間と場所に関しては、ほぼ日常の生活そこにはあった。だからといって報道が大げさとか、香港は安全だとかそういう事をいいたいいわけではない。

ちょうど出発の前日にInsta360 GOがまさに香港から届いたので、早速の「里帰り」をすることになった。本題とは異なるが、普通に歩いているだけでこういう動画が撮影できる。

こんな小さなカメラを胸にマグネットで取り付けてワンクリックするだけだ。またアプリによりAIを使った自動編集が秀逸だ。これはまた別の機会に紹介したい。

ポークビッツカメラと言われている

空港からバス乗場に向かうアプローチ。いつのまにかJCDecauxのサイネージが立ち並んでいた。ここまで空港内に警官を一人も見ることはなかった。この先の出口では、空港に入る側では基本的に航空券またがIDを持っていない人は入ることはできないが、チェックはごく普通で混乱もない。日本でテレビで見ていた光景との落差がもの凄い。何度も言うが、この時この場所の話である。でも日本人の多くは、「いま香港は危険」だと思うだろう。間違いではないがそれが全てではない。700万人以上がこの街で暮らしているのだから当たり前だ。いまなら日本の洪水の映像、311の津波や福島原発の映像を見ると躊躇する人がいることはちっともおかしくはない。

もう一つ別の話。ホテル近くのミシュラン1つ星の中国土鍋飯屋に夕食に行ったのだが、そこで見た光景に非常に驚いた。

他の人もやっている。

熱いお茶が青いポットに入っていて、それで器や箸を洗っているのである。筆者はトータルだと中国、香港、台湾に50泊くらいはしていると思うのだがこれは初めて見たのである。Facebookにこれをアップして聞いたところ、中国の詳しい何人もの友人から、「食器洗浄はアウトソースされていることが多くて洗い残しも多いから」「ごくふつうの光景」「もともとは河南省の風習で文化」などという情報をたくさんいただいた。つまり相当数中華圏に来ていても、知らない、気が付かない事があるのだ。それもこんなごくごく普通の食事に関してですらそうなのだから、全体像においては想像に難くない。

報道されていることだけで思い込まないこと、逆に自分の足で稼いだつもりでも全然そうではないこと。これはとても大切なことで、今一度肝に銘じておきたいと思った。