リスボンのガソリンスタンドサイネージとアメリカのGSTV

Digital Signage /

ポルトガルという国はITやサイネージがどうなっているのか、あまり知られていないと思う。EU各国の中でも最ものんびりした国の一つであるが、歴史的には過去に世界を制覇した国でもあるる。これは筆者の個人的な話だが、20年ぶりにポルトガルを再訪して、やはり日本もポルトガルを目指すべきではないかということを再認識した。これについては改めてGASKET的な視点で書いてみたいと思う。

さて、そんなポルトガルのサイネージのなかで、珍しいもの、気になったガソリンスタンドの紹介しておく。この例を話す前に、ポルトガルのガソリンスタンドの利用の仕方を説明しておく必要がある。まず全部日本で言う「セルフ」であるということ。そして給油の際には最初に車をポンプマシンに停めてから店内に入って係員にポンプマシン番号を言ってリセットしてもらい、給油をしてから再び店内に行って支払いを行う。日本のセルフスタンドのようにポンプマシンのところでケードや現金で支払いはできない。ごくごく稀に、ポンプマシンでクレジットカード支払いができるものもあるが極めてレアな存在だ。つまり給油のために2回店内に入る必要があるわけだ。

そのために、事務所の入り口にこうしたそれなりに大きなLEDサイネージが設置されている。内容は広告なのでメディア事業者がいると思われる。システムはここのもののようだ。すべてのガソリンスタンドがこうなっているわけではないが、4日間で600キロくらい移動しで5箇所くらいでこういうスタイルのデジタルサイネージを見かけた。

興味がある方のために場所はここで、リスボン空港に近いところである。

日本のガソリンスタンドサイネージは、アメリカに似ていて、ポンプマシンそのもの、あるいは「ポンプマシン周辺に設置されている。どちらかというとマシンの支払いのためのディスプレイが給油中にメディア化していることが多いと思うが、広告媒体になっているものは多くはないのはご存知のとおりだ。

12年ほど前の日本でのデジタルサイネージバブルが起きる頃に。アメリカでの成功事例として必ず引き合いに出されたのがガソリンスタンドのメディア、GSTVである。その後GSTVに関しては日本では名前を聞いていなかったし、これを真似た国内事例が活況を呈しているというような話も聞かない。ところが昨年末のこういう記事を見つけた。ちょっと裏が取れている話でもなく、実態も把握できていないので、これを気に少し追いかけてみようと思う。何か参考になることある気がする。