ポルトガル発でグローバル展開しているTOMIの案内サイネージは侮れない

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リスボン市内のあちらこちらに案内用のサイネージ「TOMI」が設置されている。主な設置場所は駅などだが、一部は完全に屋外にも設置されている。筐体は黒く、筐体デザインや画面のUIも非常にデザイン性が高い。機能的に突出したものは何もないが、設置場所の良さもあり、リスボン市内を歩いていると何度も何度も利用している人を見かけた。

黒に黄色がデザイン上のアクセントになっていて、日本人的感覚からすると斬新である。タッチパネルの反応は非常に良好で、筆者は5箇所くらいで操作したが、調整中とかタッチできないという場面には遭遇することはなかった。またメンテナンスはしっかりしているようで、どのロケーションの筐体文字入力は非常に綺麗である。

地下鉄のコンコース。周りになにもないのでひたすら目立つ
乗換案内
観光地までの徒歩ルートの表示
文字入力が必要なときはソフトキーボード
温補に観光系のイベントニュースなど
日本食レストランを検索してみた
そのうちのひとつ「OSAKA RESTAURANTE」と現地からの行き方
自撮り写真の撮影機能。メールとSNSで送信可能

気になったのでTOMIで検索すると、この会社はこれが専業のようで、おまけにポルトガル、ブラジル、チリに2007年からグローバル展開をしているようだ。さらにアメリカの5都市でサービスを開始する予定であるとアナウンスしている。

とても興味深いのは、この端末はTOMIの他にMOPというデジタルサイネージ媒体がいわば同居しているのである。画面の専有割合がどう設定されているのかは端末ごとに異なっているのか、規則性が見いだせなかった。一定時間のアイドリングによってMOPの媒体に変わる設定になっていることは間違いない。

もうひとつこうしたサービスとして珍しいのは、端末の利用状況を公開しているのである。下記は2019年のリスボンでのアクセス状況が公開されていて、そのキャプチャーである。

類似のものとしてはニューヨークのLinkNYCがある。あれは監視カメラとフリーWiFiがどちらかというと重要なのだが、TOMIにはそのどちらも提供していない。

オリンピックに向けて、東京にも同様な端末が都内に相当数設置されているが、LinkNYCやTOMIのわかりやすさとデザイン性には到底及ばないのは本当に残念である。

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