【ソウル2019】COEXのデジタルサイネージを詰め合わせでご紹介

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ソウルのCOEXMALLにはデジタルサイネージ的な見どころが多い。今回は他ではあまり見かけない、気が付きにくいが参考になるサイネージ事例を紹介しようと思う。

最初はCOEXから地下鉄三成駅に直結している部分の柱や壁面の事例だ。この壁面は100インチを超えていて、その柱全面をLCDではなくLEDで覆っているのである。ドットピッチは3.9ミリくらいだと思われる。この大きさの画面を全部LEDディスプレイで覆ってしまうとなかなか壮観である。これを見てしまうと、60インチクラスの日本の柱巻きサイネージが非常に地味に見えてしまう。なんと言ってもコーナー部分も含めてベゼルが無いことの「普通さ」を実感する。柱巻きサイネージも今後はLCDからどんどんLED化することが想像される。

柱巻きはLED
モアレが出てしまっているがかなり高精細だ

次は巨大なビデオウォールだ。正確な長さはわからないが、25m位のものが2つ続いている。こちらはLCDのマルチである。これでも十分ベゼル幅は狭いと思うのだが、やはり白っぽい画面のときにはたとえ細いと言ってもベゼルが非常に気になる。これはLCDの宿命だ。

とにかく長い

下のクリエイティブはショーウインドウの中で人が作業している状態を表現しているのだが、画面転換が早すぎて気が付く前に映像が変わってしまう。やはりベゼルが気にはなるが、映像表現としてはとてもセンスがいい。もう少し時間を使ってじっくりと見せてくれたらいいと思う。たとえば突然手前のガラスが割れる表現とか、もうひとくふうあれば素晴らしいのになあという印象だった。

せっかくの高いクリエイティビティがもったいない感じ。もっとじっくり見たい

こちらは壁面と柱の組み合わせ。壁面はLED、柱面はLDC横3面である。似たような設置環境は渋谷の渋谷駅ビッグサイネージプレミアムに近い。再撮した動画でどこまで伝わるか微妙だが、こちらのほうが大きさ、コンテンツともに迫力がある。多分コンテンツがサイネージのことをきちんと理解して制作されているからだろう。日本ではありそうでこういう例はあまり多くない。だいぶ理解、浸透してきたとは言え、やはりデジタルサイネージなのに「テレビ的な映像」がまだまだ多い。接触態度、接触状況をちゃんと考えて制作をするべきである。

壁面と柱の組み合わせはインパクト大

最後はこれである。まずは動画をご覧いただきたい。

iPad miniで撮影しているため、フレームレートやシャッタースピードが変えられないのでこうなってしまうのはご容赦を

こも動画では伝わりにくいが、背景は写真。手前のガラス面からは50センチほど億にある。そして真ん中に空中に浮かんだロゴがLEDブレード、LEDファンというのだろうか、回転翼にLEDが付いているもので表現されている。実際に現場で歩きながら見ると、奥にある写真と手間の空中に浮かぶロゴは視差によって微妙な変化をもたらす。背景が写真であるがゆえに不思議な印象になっている。外転軸部分が黒なので、衣装が黒かったらどうだろうとか、逆に回転翼を白く塗れないのかとか思ってしまった。ただこの感覚に気がついて見ている人は残念ながらほとんどいないと思われる。デジタルサイネージとはそんなものなのだ。

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