【ソウル2019】世界で2番目にタッチされているCOEXMALLのフロアガイド

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ソウルのスターフィールドCOEXMALLはコンベンションセンター、ホテル、ショッピングセンターが一体化している巨大な複合施設である。2014年にリニューアルされたあとに訪れているが、4年後の今回は何が変化はあっただろうか。

まず目についたのは、前回も非常に多くの人が利用していたCOEXMALLのフロアガイド用のタッチパネルサイネージである。どれくらい利用されているかはこのタイムラプス動画をご覧頂きたい。

タイムラプスで見ると途切れることなく利用されていることがよくわかる

リニューアルオープンして5年が経過しているので、来訪者にはある程度モールの構造や位置はわかっていると思うのだが、極めて高い利用率は相変わらずだ。むしろサイネージで調べればいいということが浸透している印象を受ける。興味深いのは同じものが異なる設置をされると明らかに利用率が下がっていることだ。同じものが壁面に垂直に設置されているものを、やはりタイムラプスで見てみよう。

同じものが壁面に取り付けられているがこちらはやや利用が少ないのがわかる

ところでCOEXが世界2位だとしたら世界1位はどこなのか。それはロンドンのWestfield Shopping Centerだろう。こちらもオープン後5,6年目に再訪したときのタイムラプスがある。

Westfield Shopping Center LONDON

実際にどちらが1位か2位かはともかく、非常に多く利用されていることは明確だ。これらのモールのフロアガイドのサイネージに共通していることは、その場所が巨大すぎてわかりにくい、覚えられないという状況がある。これを解決するためにフロアマップが存在するわけだが、アナログの1画面のパネルだと、大きさ的にも情報的にも膨大になってしまい探しにくくなる。そこでデジタルによってある程度検索条件を絞り込みながら探していくことが有効なのである。

さらに筐体デザインにも共通点がある。どちらも同時に2人以上が使えることだ。これは人が操作していると、自分もやってみようという心理が働くためだろう。またタッチパネルは人が操作しやすいように斜めに取り付けられていて、それぞれ高さが異なることで、子供でも使いやすく設計されている。また車椅子でも利用しやすいように、足元部分は奥側に傾斜させている。

COEX
Westfield S.C.

デザイン的にはWestfieldのほうが優れているが、これは設置場所が異なることに起因しているのだろう。COEXは柱を利用して設置されているが、Westfieldは空間に単独で置かれている。これはモール全体の規模とレイアウトが両者では異なるためで、COEXは一定間隔で柱がある構造だが、Westfieldはスタジアムや巨大なコンベンションセンターのように柱がない構造物だからである。

このようにデジタルサイネージ、とりわけタッチパネルは、設置場所の状況と筐体も含めたデザインをきちんと施すことが必要なのである。なお画面の中のデザインはどちらもごく普通と言えるレベルであり、特段優れているわけではない。

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