首都圏未導入のマクドナルドの「モバイルオーダー」は実はかなりヤバイのだ

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2019年7月1日時点での対応店舗。このエリア以外では使えない

マクドナルドが4月からはじめた「モバイルオーダー」を試してきた。このサービスは静岡県の一部店舗からスタートして、執筆時点では静岡、愛知、岐阜、三重と沖縄県の一部店舗まで拡大している。

首都圏から最も近いのは、国道135号線沿いの153湯河原店だ

モバイルオーダーをどう位置付けるかによるのだが、店舗に行く前に予め注文しておいて店頭で受け取る、ということだけで言えば、もう遥か昔からFAXによるオーダーを全店舗ではないかも知れないが、マクドナルドは受け付けていた。それだけではなく、もともと都心部などでは一定金額以上であればデリバリーもしてくれたし、いまならUber Eatsにも対応している。なのでマクドナルドはもともと様々な販売方法に積極的に対応してきたのだ。

まずは専用のアプリをダウンロードする必要がある。これは従来からあるマクドナルドアプリやマックデリバリーアプリとはなぜだかわからないが別物である。アプリをインストールすると受取店舗を聞かれる。よくわからないのだが、朝マックとレギュラーが別れている。これはサービス提供時間が異なるからだが、筆者がオーダーした時間は朝マックはやっていないので当然レギュラーになる。これは「朝もやってるよ」という意思表明だろうか。今ひとつ意味がわからない。

プルダウンメニューで受取店舗を選ぶ。GPS
画面に従って欲しいものを選択していく。

一通り選んで「注文を決定する」と、次の画面に遷移した。つまり、もう作っていいかどうかを確認するために、店舗に着いたらボタンを押すという指示だ。このあたりは地域性、時間帯、マクドナルド以外の業態などいろいろな要素があると思うが、オーダーと制作のタイミングをどうするかという課題である。早く作れば冷めたり溶けたりするからだ。

店舗に着いたらボタンを押すようにと言う指示。

そして実際に店舗に到着したので、上記のボタンを押したら

本当に近くにいるか確認される

本当に近くにいるかを確認される。このあたりはなかなか慎重だ。

持って出るか店内かを聞かれる。

テイクアウトか店内かを聞かれる。これによって放送が異なるから当然こうなる。今回は店内で食べるので店内を選択。ここで初めて決済画面に遷移。今回はAndroidスマホなのでLine Payが使えずクレジットカード決済。それもVISAとマスター、JCBのみ。

AndroidからだとVISAとマスター、JCBのみ。

メインで使っているクレジットカードが使えず、わざわざマスターカードをアプリに登録して決済。ちなみにこの店舗ではこれけだ多くの決済システムが使えるのに、である。これではモバイルオーダーのほうが利便性が低くなってしまう。

店舗での注文と支払いならこれだけ多用な決済に対応

無事に決済が完了。これでやっと貯められるかと思ったら、店内で「モバイル注文のお客様はいらっしゃいますか」と探される。下記のコード「M39」ではなくモバイル注文のお客様と呼ばれた。

明らかに筆者のことなので応対したら、注文した商品の中で売り切れている商品があるとのこと。細かい話であるが、スパイシーナゲットという期間限定セール商品を注文したのだが、売り切れで現金で返金か、普通のナゲットではどうかというオファーだ。無いものは仕方がないので普通のナゲットに変更。価格は同じなので精算返金は無しシステム情動処理したかは不明。要するに発注システムと店頭の在庫は連動できていない。まあ仕方がないことか。

オーダー番号はM39。モバイルのMだとしたらこの店舗で今日39件目なのだろうか?だとしたら案外多い。

注文か届いたら「ホームに戻る」ボタンを押す。押さないとどうなるかも不明。

さて、こうしてマクドナルドのモバイルオーダーを体験してみたわけだが、さてどうなのだろう、これが混雑時であれば便利だろうか。少なくとも劇的な利便性は無いように思った。注文、決済、受取という3つのプロセスで。いかにして顧客の利便性と店舗側の効率化を実現するか。これは同じマクドナルドでも店舗によって、時間帯によって大きく変わるだろう、なので答えは一つではなく、複雑なプロセスの中で最適なものを提示するようなところまで逝くのかどうか、今ひとつよくわからないまま、普通のナゲットを美味しく頂いたのであった。

本記事のタイトルは「首都圏未導入のマクドナルドのモバイルオーダーは実はかなりヤバイのだ」である。いったい何がヤバイのか。これは普通に店内で使うべきなのである。ファーストフードは、カウンターに並んで注文して自分で持って席につくのだが、モバイルオーダーであればフルサービスと同じことをマクドナルドで受けられるのである。マクドナルドで店に入って颯爽と席に座り、スマホから注文を出す事ができる。通常では席までは持ってきてくれないが、頃合いを見計らって取りに行けばいい。

このことに皆が気がつきはじめたら、マクドナルドはどういう対応をするのか、大変興味がある。

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